高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 「告白」鑑賞

9月8日(水)、重要な会議を入念な準備と調整をして臨んだために無事乗り越えたので、自分へのご褒美ということで、梅田のTOHOシネマズに今面白いと話題で10日(金)で上映終了してしまう「告白」を観に行った。
この映画はR-15でおそらく刺激の強い映画だろうから、誰かと観に行くより、ひとりで観に行った方がいいだろうなぁと思って1人映画を敢行したのだが、案の定、かなり刺激が強くてインパクトがでかくて後味が悪い映画だった。
しかしながら、かなり面白かった。
脚本は原作が良かったので面白いのは当たり前であろうが、演出というか映像の撮り方が秀逸で、これまでに観た映画にはまったく観られないようなインパクトがあって幻想的な仕上がりだった。
この中島哲也という映画監督は天才だと思った。
最初の松たか子が淡々と騒がしい教室で衝撃的なことを告白するシーンで観客の心を鷲掴みにして、その後もインパクトが強過ぎて終始画面に釘付けで2時間飽きさせない。
最後はかなり後味悪い終わり方なので、帰り道、そのことばかり考えるようになる。
頭の中にしばらく残ってしまって虜になってしまった。
というわけで、遅ればせながら、原作本を購入。
読破したものの、映画「告白」は、原作を忠実に、いやそれ以上に再現していた映画だった。
かなりオススメだ。ただし、観終わった後、かなり後味が悪くなること請け合いなので、安易な気持ちで観始めるのは止めた方がいいと思われる。
かく言う自分も、また観たいような観たくないような微妙な気持ちである。

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)