役者が違う
8月27日の東京・日本武道館。
初の新日本プロレス、全日本プロレス、プロレスリング・ノアの3団体合同興行となる東日本大震災復興支援チャリティプロレス「ALL TOGETHER」が開催された。
3団体のチャンピオンがメインでトリオを組むなど、普段では見られない団体の垣根を越えた試合が多くて面白かった。
レアな組み合わせがある中、一番面白かったのはベテランのタッグ。
まずは、9年前に仲違いしてしまった大森隆男&高山善廣の伝説のユニット「No Fear(怖いもの知らず)」が復活!
今じゃかなりのベテランになった2人揃っての「ノーフィアー!」の掛け声を久し振りに聞けて、テンションが上がった。
プロレス観戦に熱中していた大学時代の良き日を思い出した。
「ノーフィアー!」
そして、サブイベントでは武藤敬司と復帰したばかりの小橋健太の夢のタッグ。
最後にはお互いの必殺技のひとつである「ムーンサルトプレス」の共演には身震いした!
そして、武藤はお決まりの「プロレスLOVE」のポーズ。
武道館の盛り上がりが最高潮に達した瞬間だった。
この盛り上がりは完全にメインイベントを食ってしまっていた。
メインイベントの3団体の若手チャンピオン達は相当やりにくかったはずだ。
やっぱり若手なんかとは役者が違う。
小橋といい、武藤といい、まだまだベテランは健在だ。
何て言ったって、プロレスファンを喜ばせる見せ方を知っている。
プロレスファンにとって素晴らしい興行だったと大満足すると共に、東日本大震災の被災者の方々に追悼の意を示す。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/live/2011/2011082701/index.html