高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 最近読んだ本達

ブクログ、更新しました!
http://booklog.jp/users/kohki3103609/?display=front&category_id=0&status=0&rank=0&sort=sort_desc

ジェノサイド

ジェノサイド

本屋大賞2位、このミス(このミステリーがすごい!)1位など数多くの賞を取って本屋で評判になっていたので、ハードカバーながら期待して購入。
読了した結果、、、最高に面白いエンターテイメント小説だった!
600ページ近くある太い本なのだが、帯にも記載があるように読み始めたら止まらなかった。
話の内容は、日本とアフリカのコンゴのジャングルとアメリカのホワイトハウスというスケールで展開していき、コンゴのジャングルの中で見つかった新人類の存在が人類滅亡の危機へと発展していく。
話の内容が面白いのはもちろんだが、人類の大虐殺(ジェノサイド)の歴史や主人公の一人である薬学部の大学院生が取り組む創薬化学の詳細などについて、「よくここまで調べたなぁ」と終始感嘆しながら読んでいた。
この小説を読むと、現生人類の残虐性が思い知らされ、小説中の登場人物が言っている「人類の歴史学だけは学ばない方が良い」という言葉が心に染みた。
この作品、映画化したら絶対面白そうだけど、日米合作である必要があること、ハリウッド並みのアクションも必要になること、人類の大虐殺の歴史やコンゴでの虐殺シーンのエグい描写などをどうやって表現するかなど、いろいろ問題ありそう。。。
2012年1番面白い小説に出会えて良かった。興奮冷めあらぬ。
苦役列車 (新潮文庫)

苦役列車 (新潮文庫)

第144回芥川賞受賞作。
森山未來高良健吾前田敦子出演で映画化されること、文庫化されたこと、そして文庫版の巻末の解説を芥川賞選考委員であったアノ石原慎太郎が書いていることもあって読んでみた。
短い小説なので、あっという間に読了したものの、内容は・・・。
確かに文学的な記述で如何にもという感じなのだが、話の内容的には劣等感の塊みたいな少年の抑揚の無い無為な日々を描いているだけ。
何が良くて賞を取ったのだろうかが分からなかった。
自分には文学的センスが無いってことだな。
しかし、この原作をそのまま映画化したら、全然面白くなさそう。
どうやって映画化することやら。
偉大なる、しゅららぼん

偉大なる、しゅららぼん

万城目学の作品。
デビュー作で映画化した「鴨川ホルモー」が大好きなので、著者の作品はだいたい読んでいる。
そんな経緯からこの作品も読んでみた。
が、ひとつも話の内容が頭に入ってこなかった。
面白くない小説を読むほど読んでいて苦痛なものはないなぁと痛感。
自分には合わなかったってことかな。残念。
彼は「鴨川ホルモー」みたいなモテなくて卑屈な学生を主人公にして小説を描いた方が面白いと思う。