高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 金華山をトレイルランニング

8月18日土曜日、実家に帰省した時は、束の間の休みを何もせずにのんびり過ごすのだが、今回は、最近走ることができていないこともあって、ランニンググッズを大阪から持って帰省した。
せっかくなので、子供の頃から馴染み深い金華山トレイルランニングに出掛けようと思い立った。
朝5時に起きて、父親が就寝中で母親は半ば呆れ顔の中、実家を朝6時前にスタート。
まずは長良橋を渡る。
実家を離れてからは車でしか渡ったことがないので、走って渡るのはとても新鮮。
橋のたもとからの金華山の眺めは、こっちに住んでいるとその貴重さに気づかないが、岐阜を離れて過ごす今、その貴重な光景を実感。

そして、長良橋の上から見る朝陽。絶景でした。

そして、金華山の麓である岐阜公園に到着。
子供の頃に何度も来ていた岐阜公園は、今や観光地化されてかなり綺麗に整備されてしまっている。
こんな立派な入り口は、子供の頃にはなかった。

公園内の池。この池はかつての面影だあるな。

そして、金華山ロープウェイ。観光客はここから山頂にある岐阜城へ向かう。

いよいよ金華山の登山道だ。登山道はいろいろあるのだが、今回は1番傾らかで初心者向きのコース、瞑想の小径を選択。あまりに急だと、目的のランニングができないからだ。

もうひとつ、1番短時間で山頂まで行けるものの、かなり急峻な山道である、馬の背コースも途中から行けるのだが、走れそうにないので、今回は却下。
子供の頃、しょっちゅう金華山に遊びに来ていた時は、こっちのコースしか行っていなかったような気がする。
しかし、看板で「老人・幼児には無理です。」とは挑戦的だなぁ。次の機会に行ってみよう。

山道を走っていると、いろいろな偉人のことばが記載された看板がある。
何でだろう。抽象的な感が否めないが、少しだけ登山者に元気を与えてくれる。

瞑想の小径は、前半は確かに傾らかなのだが、後半は結構、急峻で全然走ることができなくて、息も絶え絶え。結局、トレッキングになってしまった。
途中、視界が開けて眼下に臨むことができる岐阜市長良の街並みは絶景だった。
こういうご褒美があるから登山は面白いんだよなぁ。


あと、100mで山頂到着。やはり300mの山なので、登山している時間は30分程度だ。

そして、無事、山頂に到着。
久し振りの岐阜城をこんな間近で眺めることが出来て、感激。
ただ、朝早くてまだ開城していない中には入ることができずに残念。

岐阜城の周りには、健脚な方々が岐阜城の前でラジオ体操をされていた。凄い元気な方々だ。自分も将来はこういう歳の取り方をしたい。


山頂で水分補給のためにひと休みした場所にて、今大人気の能年玲奈のポスターを発見。
あまちゃんで人気になる前から、消防局のイメージガールとして岐阜市内を守ってくれていたようだ。

さて、下山だ。
下山は、金華山ロープウェイを降りたところにある百曲がりコースと七曲コースのうち、百曲がりコースを選択。金華山ロープウェイ降り場と共にあるリス園も懐かしい。

下りは得意なので、走って下る。スピードがあってスリルがあり、とても楽しかった。ものの15分程度で下山。ふぅ、楽しかった。

帰りもまた長良橋を渡る。


長良橋を渡った後は、長良川プロムナードを走ってみて、その裏通りも走ってみる。
そこには、かつて何度か行ったことがある松乃家があり、朝早くから開店してくれていた。
そして、懐かしのモナカアイスを購入。
この冷たさと甘さ、ランニング中には本当に助かる。
素朴で懐かしい味で本当に美味しかった。


そして、長良公園内も走って、帰宅。
長良公園内はランニングコースになっているようだったが、このような周回コースを何周も走っているなんて自分は飽きてしまってできないな。

GPSウォッチで距離を見てみると、10km程度であったが、山を走ったことで良い練習になった。
毎年参加している、ぎふ清流マラソンでは味わえない地元を堪能することが出来て良かった。
そして、今日、1番の気づきがあった。
こんな早朝でも山道でたくさんの方々とすれ違うのだが、その度に、皆さん、当然のように「おはようございます。」と言い合う。
トレッキングをされている方には当たり前の習慣なのだろうが、普段、都会暮らしで他人との関係が希薄な自分にとって、とても新鮮だった。
ラソンでは無い習慣だ。人と人とのつながりを感じることができた。いいなぁ、トレッキング。
今後、金華山トレイルランニングを帰省した時の習慣にしよう。