高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 北九州マラソン:前日に小倉&門司港を束の間観光

2月8日土曜日、明日の北九州マラソン参加の為に、小倉へ移動。
2月6日と7日に東京出張があり、7日夜に予定通り帰阪した途端に大阪でも雪が降り始めた。
7日夜に大阪に帰っておいて良かったと今になって思う。
もし、1日でも後だったら、大雪による東京の大混乱で帰阪できなかったであろう。
2月8日土曜日の朝8:21の新幹線をスーパー早特切符で¥10,000で購入し、新大阪駅でその新幹線を待っていても、新幹線はやって来ず。

どうやら関東地方の大雪の影響で、東京駅始発の新幹線は全て遅延しているとのこと。そりゃ来ない訳だ。
自分の乗る予定の新幹線の発車予定の情報が全く電光掲示板に表示されないので、新大阪駅のホームでウロウロしながら、駅員に聞いてみたら、新大阪駅始発の臨時便の自由席に乗った方が良いとのことだったので、8:45発の臨時便で小倉へ向けて出発。
大阪ではそうでもなかったのだが、姫路辺りから岡山、広島付近は雪景色。
土曜日だったので、雪だるまを作る家族や雪合戦をする子供達が新幹線の中で眺められて、とても微笑ましかった。


ところが、山口県に入った辺りから陽が差し始めて良い天気になり、雪が全く残っていなかった。
良かった。山口県でこの状況なら、明日は雪の心配はなさそうだ。
呉市辺りの美しい工業地帯の風景。広島辺り迄と山口でここまで風景が異なるとは。


8:45に新大阪を出発して約4時間、12:30過ぎにようやく小倉駅に到着。
通常であれば2時間程度で到着するのに、雪のせいで度々減速したり、停まったりして、倍以上の時間がかかってしまった。
自然に対して文句を言いたくなるところだが、こういうことを見越して朝一で出発していたし、こういう予定外な事が起こるのも旅の一興だ。
自分は大阪からだったのでこれくらいの遅れで済んだのだが、午後からの羽田空港発の便が大雪で全て欠航になってこの場に来られなかった関東地方から参加予定のランナーの方々もおられたようだ。自分はまだマシだ。
小倉駅からは、北九州モノレールが出ている。
小倉駅からモノレールが出てくるところを見ることができる、小倉駅南口のコレットの前のこの場所はベストスポットだ。


小倉駅北口が出たばかりのところには、銀河鉄道999メーテルと鉄郎、戦艦ヤマトのハーロック銅像がある。北九州市松本零士氏の出身地だからだそうだ。


小倉駅北口の海側には、新日鐵住金の工場群が見える。
この辺りをイメージする代表的な風景だ。
工場夜景・工場萌えとして最近人気な観光スポットとなっているらしい。

そして、小倉駅北口からすぐの西日本総合展示場が前日エントリー受付会場。
前日受付だけではなく、マラソン関連や地元企業のブースが立ち並ぶEXPOも同時開催。
このお祭り雰囲気のイベントがランナーにとっての前日受付の楽しみのひとつでもある。

前日受付終了後、EXPO会場を散策。
最初は、北九州に本社がある安川電機のブース。
安川電機と言えば、2012年ロンドンオリンピック6位入賞、2013年世界陸上モスクワ大会5位入賞の現時点で日本人選手トップの実績を誇る中本健太郎選手が所属する企業だ。
日本男子のランナーとしては、川内優輝藤原新などが有名で人気なのだが、今一番実績があるのはこの中本選手。
やはり実業団選手なので、メディアにあまり露出せず、本人も愛想良く振舞われないので、目立たないだけ。

2012年ロンドンオリンピック6位入賞時のユニフォーム。

2013年世界陸上モスクワ大会5位入賞時のユニフォーム。

続いて、小倉からは目と鼻の先である下関市で11月上旬に開催されている下関海響マラソンのブースも。
かねてから山口県のマラソン大会のひとつとして、出場してみたかった大会だ。
山口県防府読売マラソンという有名な大会もあるので、どちらに出場するかは迷い中。
下関は行った事があるものの、散策はしたことがないので、こっちにしようかな。
それにしても、ふぐの被り物をしたこのゆるキャラ、かわいいな。

そして、今年、またひとつ、都市型マラソンが増える!
2014年11月9日開催が決まった福岡マラソンだ。
これは絶対エントリーします!また凄い倍率になりそうだけど・・・

小倉や門司を含めた北九州市は、映画やドラマのロケ地としてしても度々使用されているそうで、現在公開中の黒執事のロケ地でもあるらしい。

地元の小学生からの手書きのメッセージも同封されていた。
応援ありがとう。明日は頑張ります。
これに限らず、北九州マラソンは第1回大会でありながら、ボランティアの方々のホスピタリティに溢れていた。
大阪から4時間かけてここまで来た事に対して、受付をしてくれたボランティアの方から、
「遠いところから来て、雪の影響で時間がかかって疲れたでしょう。お疲れさま。明日頑張って下さい。」
と有り難い声を掛けてくれた。
こういう他者への思いやりのささやかな言葉ひとつで、人は疲れや憤りなどもなくなることを実感。

北九州出身で、2012年の国民的美少女コンテストで優勝した吉本美憂さん。
翌日のイベントでトークショーに来ていたのを見たが、顔が小さくてスレンダーで、本当に美しかった。良い目の保養になった。
(カメラでの撮影禁止であった為、写真は無し。残念。)

朝から何も食べていなかったので、ここらで腹ごしらえ。
EXPOでの屋台で販売されていた北九州市の名物はたくさんあったが、門司の焼きカレーと下関のふく鍋(こっちでは河豚のことは「ふぐ」は不遇を連想される為、「ふく(福)」という)を食す。美味しかったし、何よりも暖まった。



事前受付が終了したので、本当であれば、ホテルにチェックインして束の間の観光に出掛けるのだが、EXPO会場では15時から市民ランナーの指導者として最も有名な金哲彦さんのトークショーがあるとのことで、それまで会場内で待っていた。
自分と同じ目的のランナーの方々も多く、トークショーが始まる頃には凄い人。やはり凄い人気だ。
いつもランニングスタイルなのに、この日は正装なので、違和感があった。
どうやら東京からこの日に北九州市入りをしたそうで、雪の影響で大幅に遅れ、慌ただしくこの会場に来たそうだ。
そして、北九州市は金哲彦氏の出身地でもあるため、明日は我々と共に、フルマラソンを走られるそうだ。
4時間30分での完走を予定しているそうで、明日、途中でお会いできるかが楽しみだ。



その後は、メインスポンサーのMIZUNO主催のランニングスタイルのファッションショー。
綺麗なモデルがランニングスタイルで出てくるので、このショーはいつも楽しみ。
今回もこんな女性が周りにいたら一緒に走りたいなぁと思いながら、見物。
「どんな女性がタイプですか?」と聞かれる度にいつも閉口してしまうが、今なら「ランニングスタイルが似合う女性がタイプです!」と胸を張って言えそうだ。





ひと通りEXPOを堪能し終わった17時頃、ホテルにチェックインして、束の間の観光に出掛ける。
まずは、有名な門司港だ。
小倉駅からJR鹿児島線に乗って門司港に降り立った時には、既に真っ暗。

門司港は、本州への玄関口として歴史が古くて、当時の栄華を伝える歴史的建造物が多く残っており、今では門司港レトロという観光地となっている。
JR鹿児島線の終着駅である門司港の駅舎も同様で、古い駅舎が有名なのだが、今は補修工事中でその姿を見られず、残念。


せっかくの歴史的建造物も夜なので、その貴重な姿を写真に撮る事が出来なかったが、門司港レトロの夜景が綺麗だった。
が、ここは明らかにひとりで来るところではない。カップルで来るところだと実感。



門司港レトロを展望できる門司港レトロ展望室に上がってみる。
門司港から小倉に向けての夜景が綺麗だ。

関門海峡の向こう側には、下関にある海峡ゆめタワーと観覧車も見える。
ただ何度も言うが、ここはひとりで来るところではない。
カップルを見ると悲しくなるので、早々に退散。

ここからは関門海峡大橋も見えた。

明日は、この門司港が30kmの折り返し地点だ。良い下見になった。
今日は真っ暗だし、明日も走っていてここのレトロな雰囲気は全く堪能できないが、観光ならまた別の機会に将来の伴侶とこれば良い。今回は諦めよう。

小倉に戻った後は、小倉名物焼きうどん、、、ではなく、博多名物の細麺のとんこつラーメンでこの日は締め。
ここのところ、フルマラソンの前日は炭水化物を中心に腹一杯食べて、当日の朝は全く食べないというスタイルで臨むと当日調子が良いので、今回も小倉駅前の商店街にある魁龍一蘭をはしご。
やっぱり、博多のとんこつラーメンがラーメンの中で一番好きだ。

ここ小倉の一蘭は、昔、下関に住んでいた高校時代の友人と来て、初めて一蘭のラーメンを味わった店として、大変懐かしかった。

さて、明日の北九州マラソンは、万全の状態で臨めそうだ。楽しみだ!