高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 ウィンブルドンテニス2014回顧録

7月6日で今年のウィンブルドンテニスも終わった。
今年は、ここまで成績を残せず、世代交代か?と言われていたビッグ4の一角である、ロジャーフェデラーの復活劇が見られて面白かった。
過去に何度もここで優勝をして「芝の王者」という異名を見せつけた。
日本期待の錦織圭も善戦したものの、4回戦でミロシュ・ラオニッチ(カナダ)に敗れてしまって、ここに至るまで絶好調だったのに残念だった。
そのラオニッチは準々決勝で、ラファエル・ナダルを破って本大会の台風の目となっていたキルギオス(オーストラリア)を破って、ベスト4進出という快挙。
錦織はラオニッチと同世代なので、相当悔しかったハズだ。
錦織は、彼に勝てない限りはベスト16の壁突破はまだまだ難しいだろうなぁ。
そんなラオニッチを準決勝でフェデラーは一蹴。
さすが!まだまだ若手の台頭は許さない。


そして、決勝はやはりこのカード、ノバク・ジョコヴィッチvsロジャー・フェデラー

この2人の試合、すごい試合だった。
7月6日日曜日の夜は、深夜にワールドカップの試合もあったので、もう寝るヒマなし。
第1セットはフェデラーが取ったものの、第2、3セットはジョコヴィッチが取る。
一転、第4セットはブレイク合戦。
ジョコヴィッチが2ブレイク奪ってゲームカウント5-2とリードして、チャンピオンシップポイントまで握って、フェデラーは崖っぷちに追い込まれて絶体絶命か!、とセンターコートの観客やこの試合をテレビで観ているファン達のほとんどがそう思ったものの、フェデラーだけは諦めていなかった。
諦めずに脅威の粘りを見せて、そこから逆にブレイクを2つ奪って5ゲームを連取して第4セットを取り、セットカウント2-2に戻して、ファイナルカウントにもつれ込んだ。
凄い展開!
フェデラーの諦めない姿勢と粘りにセンターコートの観客も自分も大盛り上がり(恐らくこの試合をテレビでリアルタイムで観られていたファンも)。




ファイナルセットは、ジョコヴィッチが第10ゲームをブレイクして、4時間近い熱戦に決着がついた。

ジョコヴィッチは2013年1月の全豪オープン以来のグランドスラム優勝で、ウィンブルドンでは2回目。前回優勝の時にも見せた、センターコートの芝生を食べるパフォーマンス。

フェデラーは残念だったけど、「芝の王者、ここにあり」を示してくれた。
自分でも、まさか第4セットを取れるとは思っていなかったようで、このコメントで観客達を笑わせてくれた。

ジョコヴィッチの優勝インタビュー。
まず最初に相手のフェデラーを讃える姿勢。素晴らしい。
そう、フェデラーは世界中のテニスプレイヤーおよびファンから愛されており、彼のオールラウンダーとしてのテニス技術だけではなく、テニスプレイヤーとしての常に冷静沈着な姿勢も、世界のテニスプレイヤーのロールモデルとなっている。
日本のコーチも、「フェデラーのように・・・」と言って指導しているそうだ。
8月の全豪オープンでの活躍を期待!




英国のロイヤルファミリーともご挨拶。

恒例のセンターコート外で待つたくさんのファンの前で優勝トロフィーを掲げる。凄い人!


ジョコヴィッチも、フェデラーも、毎年9月末に開催される楽天ジャパンオープンに、いつか来て欲しいものだ。