高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 マラソンシーズン到来直前の30km走に参加

9月27日土曜日、いよいよ訪れる10月からのマラソンシーズン到来直前のこの時期。
フルマラソン前に行っておいた方が良いと言われる30km走に、普段の練習コースのマンネリ化防止も兼ねて参加してみることにした。
出場したのは、お馴染みのマラソン専用サイトのRUNNETを運営するアールビーズが全国で主催している「大阪30K(サーティーケー)」。
背中のゼッケンには、「Next Challenge」として次回挑戦予定のマラソンを記載できるようになっている。同じ大会に出場予定のランナー同士で交流できそうだ。

大会会場は、こちらも何度も走りに来た事がある、御堂筋線西中島南方駅最寄りの淀川河川敷。
朝8時過ぎ、淀川の土手を上がると、いつもは草野球をやっている場所にたくさんのランナーが集まっていた。
そして、今日も気持ち良いくらいの秋晴れ。
ここのところ、雨がまったく降らず、8月の台風による大雨がどこ吹く風の快晴続きだ。日中は暑くなりそうだ。


この大阪30Kは、他のマラソン大会とは主旨が異なり、本格的なマラソンシーズン直前のあくまでも最終調整の大会だ。
それ故に、順位や景品は出ないし、それぞれのランナーが自身の走力に合わせて、1km4分から7分までのブロックに分かれて、ウェーブスタート(時間差スタート)でスタートし、自分の目標とするペースで30kmを走る事を目的とする。
そのため、大会というより、大規模な練習会の雰囲気だ。
でも、スポンサーがたくさんいて、スポーツドリンクや食べ物などが充実していた。
自分は走っていると胃が機能しなくなるので、マラソン前の固形物の摂取は厳禁なのだが、無料で振舞われたミスドのオールドファッションが如何にも美味しそうで、なくなってしまう前についつい食べてしまった。おかげで口の中がパサパサだ。

自分は、1km5分30秒のグループを選択。
このペースで42.195kmを走り続ける事ができれば、サブフォー(4時間以内)という事になる。
自分のフルマラソンの当面の目標は、今年の2月の北九州マラソンで達成したサブフォーをコンスタントに出し続ける事ができるようになることなので、ちょっと背伸びしてオーバーペースのこの組で挑戦する事にしてみることにした。

9時30分スタート。日も高く昇り始めて、既にかなり暑い。

コースは新御堂筋が通り、地下鉄御堂筋線が併走する新淀川大橋の下をスタートして、上流側に走り、豊里大橋で折り返して戻ってきて、今度は下流側に走って新十三大橋で折り返して戻ってくるのを2往復する。
一応、いつものようにデジカメを持って走ったものの、殺風景な河川敷のコースなだけあって、全く撮るべき被写体がなくて、本当に退屈。
これを2往復すると思うと、本当にうんざり。
やはり、河川敷の変わり映えのしない殺風景なコースを走るのは、自分のスタイルに合わない。
でも、これを完走できれば、メンタル面が鍛えられそうだ。
まずは、5km走って、豊里大橋の1回目の折り返し。

そして、また5km走ってスタート地点に戻ってきた。

そこから下流に向かって2.5km走って、新十三大橋を過ぎたところで折り返し。

スタート地点に戻って15km走り、2周目に入った頃に入ると、9月なのに最高温度32度の暑さに、河川敷のコースで陽を遮るのが橋の下くらいしかない厳しいコンディションと序盤のオーバーペースで体力を奪われてしまって、徐々に5分30秒/kmのグループについて行く事が出来なくなった。
そのため、無理してついていくのを諦め、自分のペースで走る事に切り替えたところで一気に楽になった。
この暑さの中で無理したらこうなるのは当たり前だ。
6分/kmを超えない程度で走るくらいが身分相応だ。
2周目で豊里大橋の折り返しに戻ってきたところで20km。
この退屈なコースをもう走らなくて良いと思うと清々する。

30kmのコースの中、唯一、無色で単調なコースを彩ってくれたのが、途中の菅原城北大橋近くに咲いていたコスモス。とても綺麗で、彩り豊かで疲れた心が癒された。


新十三大橋の最後の折り返し。残り2.5km!

そして、ゴール!30km完走!
タイムを見てみると、30kmで約3時間。
1時間で10kmペース。我ながら、なんて分かりやすいタイムだ。
5分30秒/kmのグループにいたはずなのに、この暑さと序盤のオーバーペースにより、後半はペースがガタ落ちでこの体たらく。

ゴール後、ランニング後に発生する活性酸素を除去する水素水やおにぎり、ドーナツ、オレンジなどがランナーに振舞われ、とても充実。


自分の30kmの5kmごとのペースをネットで確認する。
この暑さでランナーの皆さんは自分の目指すペースを保てなかった方々が多かったようだが、自分も例に違わず、後半はほぼ6分/kmまで落ち込んでしまった。
まぁ、仕方ない。これが今の自分の走力だ。素直に受け止めよう。
目標のペースで走る事は叶わなかったが、この大阪30Kに参加した事で今の自分の走力では10月、11月に参加予定のフルマラソンでは、サブフォーなどの自己ベスト更新は期待できそうにない事が確認できた。
こうなったら、この10月、11月に参加予定のマラソンの目標は、五体満足で無事完走できるように楽しく走る事に切り替えよう。
無理して速いペースで走るのは止めて、序盤は6分/kmくらいで走って、30km時点での自分の調子次第で、ペースを上げていく元々の自分のスタイルで走る事にしよう。
タイムを意識し始めると、無理して辛くなり、せっかくのマラソンが楽しめなくなるので、楽しくゆっくりとその土地の風景を楽しみながら、応援に応えながら走る事に努めよう。
この大阪30Kに参加した事で、速さの面では不安し残らなかったが、10月からの本番で失敗する前に自分の現状を知れただけでも良かった。
さて、いよいよ来週からマラソンシーズンが始まる。楽しみだ。


この日、RUNNETの中での女性ランニングチームのチームR2の女性ランナー2人も参加されていた。
何人かのランナーが完走後、彼女達と一緒に記念撮影をしていたが、自分は1人で来ているし、そんなカッコ悪い事できないと思って遠目で見ていただけで早々に帰ってしまったのだが、帰りの地下鉄の中でどんな娘が来ていたのかを見てみたら、大沢光慧(みつえ)さんという人、むちゃくちゃ可愛い。自分が思い描いていた美女ガーそのままだ。しかも、フルマラソンの自己ベストが3時間42分と自分よりも断然速い。スゴイ!

バカみたいなプライドと持ち前の自意識過剰、行動力の無さで、せっかく一緒に写真を撮るチャンスを逃してしまったことを激しく後悔。
あの時、一緒に写真を撮っていたランナー達が羨まし過ぎる。
今回、自分の走力だけではなく、自分の性格にも課題が見つかってしまって、何だか反省ばかりの1日だった。
無念、これに極まれり。
大阪30K→http://30k-series.com/osaka/index.shtml
チームR2→http://runnet.jp/woman/teamr2/member/