高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 田舎館村の田んぼアート

10月4日土曜日、青森市からレンタカーで弘前市へ向かう道中、寄りたいところがあった。
青森に来る直前、毎週観ていて旅行に行った気分になれる大好きな番組、NHK BSジャパンで毎週火曜日の20時から放送されている「空から日本を見てみよう+」で弘前市周辺が特集されていたので、グッドタイミングと思って観ていて行ってみたいと思ったのが、田舎館村
田舎館村のこの特徴的な役場に到着。


この役場の前にある田んぼは下から見たら、普通の田んぼなのだが・・・

役場の最上階にある展望台へ昇る。
岩木山が見える。さすが、津軽富士と呼ばれるだけあって、富士山のようにシンメトリー(左右対称)で、裾野が広がっていて、綺麗で雄大だ。
でも、今日は頂上に雲がかっていて、その姿が全て見えないのが残念だ。

そして、役場の裏にある田んぼを展望台から見下ろすと・・・
これが有名な田舎館村の田んぼアートだ!
田んぼをキャンバスに見立て、現代の稲と古代米と呼ばれる古代に栽培されていた色の異なる稲を使って、村の方々が巨大な絵を作っているそうだ。
見頃は真夏である為、一部稲が刈り取られてしまっていているのが残念だが、十分その凄さが分かる。
しかも、この展望台から眺めることを想定して作られているそうだ。凄い。
テーマは、富士山を望む三保の松原の羽衣伝説のようだ。
今年3月に走った静岡マラソンの前日に、観光で静岡の三保の松原に行ったものの、天気が悪くて富士山が望めず、残念な思いをした事を思い出した。


田舎館村の田んぼアートは、ここだけでは無いらしく、第2会場である田舎館村の道の駅へ移動。
道の駅の近くには、この田んぼアートの見頃の時に臨時駅となるのであろう、田んぼアート駅が展望台から見えた。何てシンプルで淋しい駅なんだろう・・・

そして、こちらが第2会場の田んぼアート
テーマは、放送開始45周年を記念してのサザエさんだ。
一部、台風などの影響か、稲が折れてしまっているのが残念だが、それでも凄い。



田んぼアートは、1993年に田舎館村が村起こしの一環として始められたとの事で、これまでの作品の写真が展示されていた。
田んぼアートを始めた初期の作品である岩木山モナリザはこのレベル。かなり分かりづらくて、今と比べるとレベルが低いと言わざるを得ない。


それが最近になると、このレベル。
作品のレベルアップの振り幅が凄い。どうやったら、こんなに細部を表現できるのかが不思議になる。




さて、田舎館村の田んぼアートを堪能した後は、明日の舞台となる弘前へ向かう。
寄り道し過ぎた事もあって、前日受付の終了時間ギリギリに弘前市に到着。
慌ててホテルにチェックインして、スタート&ゴール会場の弘前市立観光会館へ向かう。
ここが明日の白神・弘前アップルマラソンのメイン舞台だ。


昨年のランスマで中村優さんが参加して特集されていた時の観覚えがあるゴール地点だ。


館内には、「弘前ねぷた」が展示されていた。青森は「ねぶた」、弘前は「ねぷた」と呼ぶ。

受付後、17時からの前夜祭まで少し時間があったので、観光館前にある弘前城を散策。
ただ、弘前城と言えば、一番有名なのが桜。
春の桜の満開の時期に開催される「弘前さくらまつり」は、弘前公園内に植樹された2600本の桜が咲き誇り、全国的にも有名だ。
なので、この時期に来ても、いまいちなのは当たり前。



このお堀は、春になると、散った桜の花びらで埋め尽くされて、ピンク色のお堀になる。この画像を今年の春に見て、驚愕したのを覚えている。
是非、一度、春の桜が満開の時期にまたここに来てみたいものだ。

そして、17時、観光館に戻って、前夜祭開始。
翌日に走るので、乾杯はビールではなく、アップルジュース。如何にも青森らしい。

料理の他、もちろんリンゴも我々ランナー達に振舞われる。
待ってました!
ここに来てやっと青森名物のリンゴにありつけた!!

青森の伝統芸能である、岩木登山囃子と津軽三味線で我々ランナー達を歓迎。


そして、この大会のゲストランナーである藤原新選手が前夜祭の会場に来場して、ランナー達と触れ合ってくれた。
明日は、ハーフマラソンに参加されるとの事で、ハーフマラソンはフルマラソンより遅い時間のスタート且つ折り返しの往復同じコースのため、レース中に会う事は叶わないが、こんなに間近で見られて良かった。


前夜祭終了後は、まだ寝るには早い時間だったので、夜の弘前市内を歩いてみる。
弘前市は、ここだけでりんごの全国シェア20%も生産している事もあって、とにかくりんごを全面に押し出している。
街中にもリンゴがたくさん。弘前市は、なんと2007年に「毎月5日はりんごを食べる日」なんて条例を制定してしまったそうだ。明日はまさに10月5日なので、我々だけではなく、市民全員がリンゴを食べる日だ。面白い街だ。もっとゆっくりしたかったな・・・


さて、束の間の観光は終わり、翌日は目的である白神・弘前アップルマラソンだ!