高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 全豪オープンテニス回顧録

1月18日から始まった2015年のテニスのグランドスラム(4大大会)の第1戦の全豪オープンテニス
昨年後半の全米オープンテニス準優勝やその後のジャパンオープン優勝、ATPワールドツアーズでラウンドロビン(リーグ戦)を勝ち上がってトップ4人に選ばれた素晴らしい実績で期待が高まる錦織選手の活躍を見守るために、中継はWOWOWだけではなく、錦織選手の試合を中心にNHKでも放送するようになり、連日のニュースでも結果が報道された。錦織フィーバー、凄い。
日本中がこうなる前からテニスを観ていた自分にとっては、「何を今更!」と声高に世間に叫びたくなる衝動に駆られたが、日本人が世界で活躍するのは凄い事だし、いずれこうなるであろうポテンシャルを秘めていたが故に見守っていたワケなので、こういう事態になってくれて嬉しい。
錦織選手は、そんな日本人の過剰な期待がプレッシャーになって早々に敗退してしまわないかを心配していたが、期待通りの大活躍で、ベスト8まで進んだ。
錦織選手の活躍を期待する日本人がメルボルンに大挙してやって来て、錦織選手の試合になると、ロッド・レーバー・アリーナやハイセンス・アリーナなどは日本人や錦織選手のプレーに魅了された外国人達で溢れ、まるで日本で試合をしているような盛り上がり。


4回戦ではダビド・フェレールにストレートの圧勝。
とにかく粘り強くて厄介なイメージがある相手にあっさり勝つなんて、本当に凄い。フェレールはここのところ、錦織選手に負け続けていて、相当に嫌いだろうなぁ。

しかし、準々決勝では、全米オープンテニスでは勝った実績があるスタニラス・バブリンカには完敗。
WOWOW解説の松岡修造さんも言っていたが、錦織選手自身のプレーが出来ていなかった上に、バブリンカのプレーが凄すぎた。やはり、連敗はしたくない、雪辱してやるという執念の現れだろう。
テレビのニュースなどはビッグ4の4人を錦織選手の「ライバル」として紹介していたが、まだまだ「ライバル」とは名前負けで、彼らの壁は高く、グランドスラム優勝はまだまだ難しいと思う。5月の全仏オープンが楽しみだ。

そんなビッグ4の中で、大好きなロジャー・フェデラーがまさかの3回戦負け。
ここまで調子が良かったと聞いていただけに残念。まだまだ活躍して欲しい。

ラファエル・ナダルは、復帰しだばかりで2回戦では絶不調で、フルセットの末に何とか勝利。
その他にも、ナダルのサービングフォーザマッチ(自分のサービスで勝利が決まるゲーム)において、ナダル有利な状況の中、ナダルがファーストサーブを打つ際に、観客が声を出すというマナー違反が発生した為、ナダルは集中力を乱してサーブをミスしてしまう。そのミスに対して、対戦相手のスマイチェクは、不利な状況の中、ファーストサーブのやり直しを審判に告げる。
素晴らしいスポーツマンシップに会場は拍手。スマイチェックは、負けてしまったが、ナダルや会場から尊敬を受け取った。
自分も大感動。会社から帰ってきて、WOWOWの中継を観始めたら、その熱戦を最後まで観てしまい、大興奮だった。1週目の1番面白い試合だった。


でも、その後も調子を戻せずに、準々決勝で敗退。これまで連覇している全仏オープンでは復帰できるかな。


ベスト4に残ったのはこの4人で、決勝はビッグ4の2人のノバク・ジョコヴィッチとアンディ・マレー。さすがだ。
準決勝のマレーvsトマシュ・ベルディヒは、お互いの恋人の綺麗さも話題になった。さすがトッププレイヤーのガールフレンドとなるとかなり綺麗だ。
ジョコヴィッチのウェアのスポンサーがユニクロベルディヒのウェアのスポンサーがH&M。決勝は、ファストファッション対決の実現にはならなかった。


決勝は、絶好調のジョコヴィッチがマレーに磐石の勝利。
途中、調子を崩しかけた場面もあったが、そこを乗り越えて調子を戻して勝ってしまうメンタル面の強さ。
やはり、スポーツはある程度の技術を身につけた後は、強靭なフィジカルと何があってもブレずに自分のプレーができるメンタルが必要であることを思い知らされた。
さすがランキング1位の実力。ビッグ4の中でも一歩抜きに出ている印象。



女子のテニスはあまり観ないのだが、カナダのユージェニー・ブシャール選手のみは別。
そのルックスと、トレーニングで鍛えられた健康的な肢体がとても美しい。
特に、オーストラリアは真夏なので、ウェアも水着のような薄さと肌の露出があり、自分も男なので見入ってしまう。
ピンクと黄色を貴重にしたウェアがとてもにあっている。
美しさと強さを兼ね備えているので、テニスファンの間でも大人気。



彼女専属のジェニー・アーミーという応援集団があるというから凄い。

準々決勝のマリア・シャラポワとの美人対決は、かなり見ものだった。男のテニスファンは、別の楽しみがあったことだろう。

5月の全仏オープンテニスも楽しみだ!