高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 NOAHの4大王座流出の異常事態

3月15日日曜日、自分が横浜マラソンに出場していた裏では、東京のディファ有明で異常事態が起こっていたことを後から知って驚いた。
プロレスリングNOAHのディファ有明大会で、新日本プロレスからやって来た鈴木みのる率いる鈴木軍とNOAHの4大王座(GHCヘビー、ヘビータッグ、ジュニア、ジュニアタッグ)を争って対抗戦が行われたが、結果として、NOAH勢が全敗。
全ての王座・ベルトが他団体に流出してしまうという異常事態が発生。

大学生時代から今まで、長い間、いろんな団体のプロレスを観てきた事ものの、団体の至宝となる全てのベルトが他団体の選手に奪われてしまうなんてことは初めて聞く。
ジュニアのベルトだけではなく、メインとなるGHCヘビー級選手権試合の丸藤正道vs鈴木みのる戦も、鈴木みのるのセコンドの選手が介入して3カウントを奪うという、かなりズルいというか、試合巧者な獲り方。
ただ、何をしてでも3カウントが入ってしまえば勝ちは勝ち。


「メインの試合がこんな試合ではダメだ!」と解説席にいた、元・GHCヘビー級王者で引退した小橋建太や社長の田上明がリング上に上がって鈴木みのるに詰め寄るも、後の祭り。


プロレス界の尊敬すべきレジェンドに対して、鈴木みのるはこの憎ったらしい態度。完全なヒール(悪役)だ。

この状況に、NOAH所属の全選手もリング上にやってきて大乱闘になるが、鈴木みのるはコーナーポストに上がって高みの見物。
まさにNOAHのトップに立った「王者」の振る舞いだ。
メインイベントに至るまでズルい試合が繰り返され、メインイベントくらいはクリーンな試合になると思っていた会場のプロレスファンからは、このバッドエンディングにブーイングの嵐という騒然とした雰囲気。
でも、普段のプロレス中継と異なった状況でとても面白かった。
「他団体の鈴木軍がNOAHのベルト総獲り」という前代未聞な異常事態に対して、翌日、NOAH勢も緊急会見を開いて、NOAH勢の中でもユニット抗争があったものの、ここは一時休戦して、「対鈴木軍」に一致団結してベルトを獲り返しに行くとのこと。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150317-00000026-tospoweb-fight&pos=3
面白いなぁ。鈴木みのるみたいな、とにかく「腹が立つ」「ムカつく」という存在がプロレスにはいてくれないと面白くない。
「過去にいろいろすったもんだがありながらも、最後にはベビー(正規軍)がヒールを倒す」という昔からある勧善懲悪なシンプルなストーリーが今も変わらずプロレス界を席巻しており、色褪せずに面白い。これは全世界共通であろう。
NOAHのエースとして団体を背負っている、プロレスファンにこんな醜態を見せてしまった丸藤正道は、今、責任を感じて相当に悔しい事であろう。
約10年前、丸藤正道鈴木みのるはタッグを組んで活躍し、GHCタッグ王座を獲得した事もある盟友であったハズだが、今では犬猿の仲で遺恨勃発。
これは雪辱に燃えて感情的になった本気の丸藤などが観られる事になって、今後のNOAHの展開が楽しみだ!
(そして、鈴木みのる丸藤正道の再戦の舞台は、5月10日に、横浜マラソンがあった横浜市の関内にある、横浜文化体育館!)