高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 見頃の花菖蒲を見るために城北菖蒲園までランニング

5月31日日曜日朝、6月に見頃となる花菖蒲が早くも満開になったということをHPで確認し、大阪で一番有名な大阪市旭区の城北公園にある城北菖蒲園に走って行ってみることにした。
ただ、中央区にある自宅から城北公園に直行して走ったのでは短過ぎて練習にならないので、まずは旭区の隣りの鶴見区にある鶴見緑地公園へ。
鶴見緑地線が下を走る京阪国道国道1号線)と県道8号線を東に走って約10km、鶴見緑地公園に到着。
いのちの塔」という大きな塔があるので、すぐにわかる。

この日は天気が良くて暑かったので、1ヶ月後のサロマ湖100kmウルトラマラソンに向けての良い暑熱馴化になった。サロマの暑さはまだまだこんなものではないが。
せっかくなので、鶴見緑地公園内を1周走る。新緑と木洩れ陽が美しい。

園内の風車の丘に到着。
真っ赤なサルビアと風車、絵になるなぁ。
4月にはチューリップがここに咲いていて、風車との共演を楽しめたそうだ。タイミングが悪くて来れず、残念。

真っ赤なサルビアがびっしり。凄い。


園内にはバラ園もあり、色とりどりの薔薇を鑑賞できる。

黄色のバラってあるんだね。

オレンジ色のバラは、鶴見区で品種改良されたもののようだ。

鶴見緑地公園内の花も楽しんだ後は、目的地である城北公園へ。
初めて走るコースのため、スマホで道を確認しながら走る。
初めて走る道は新鮮で、「この道、合っているのかなぁ」とドキドキしながら走るのがまた楽しい。
そして、この日の目標地点である、大阪市旭区の淀川沿いの城北公園に到着。

園内を奥に進むと、あった、あった、ここが城北菖蒲園だ!

入園料200円を払って、園内へ。
おぉ、園内にある湿地にたくさんの花菖蒲が満開だ。
この時期によくニュースなどで見かける光景。
自分が見たかった理想通りの光景が広がっていた。

園内は、一眼レフのカメラを持って撮影に興じる方や、おじいちゃんおばあちゃん、家族連れで大変賑わっていた。
汗に濡れたランニングスタイルで1人で見に来ている物好きな輩は自分だけだ。
真ん中に座って花菖蒲を鑑賞できる憩いの場所があっていい場所だ。

それにしても、花菖蒲は、直立した葉、湿地に植生されている姿が特徴的だが、何よりもこの深い紫色の花という落ち着いたカンジが、控えめな日本人の謙虚さ(modesty)を象徴しているようで大好きだ。
豪華絢爛な花を咲かせるバラや百合、牡丹、芍薬などは確かに綺麗だが、それを主張し過ぎて、何だか日本っぽくなく、どちらかというと自分好みではない。
花はよく女性に例えられ、「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」ということわざもあるくらいだが、自分は自己主張が強い綺麗過ぎる花よりも、花菖蒲のような控えめな日本人らしい女性がいいなぁ。







園内には、アヤメ科3種の見分け方を示す看板があった。
いずれがアヤメかカキツバタ」という判別ができないくらいどちらもきれいという意味のことわざがあるくらい、見分けを付け難いのだが、先日、実家に帰った時に庭に咲いていたアヤメを見つけて、このブログにも書いていたので、見分け方は覚えていた。
咲く場所がそれぞれ違うし、花菖蒲は花の付け根が黄色いのが特徴的だ。

ここは、「大阪みどりの百選」という大阪府内に100箇所ある名所のひとつだそうだ。帰った後に調べてみたら、大阪市内にある名所には全て走って行ったことがあって嬉しかった。

園内には次に見頃を迎える紫陽花が少しだけ咲き始めていた。
もう少し経って見頃を迎えたら、次は走ってあなたを見に行きます。



花菖蒲を十分に堪能した後は、一気に南下。
自分と同じように、ランニングの練習をしているランナーがたくさんいるお馴染みの大阪城公園内を一部走って、せっかくなので、大阪城公園沿いの森ノ宮Q’sモールのエアトラックに立ち寄って300mの周回コースを1周して帰宅。



今日は、花菖蒲の見頃の時期に大阪の名所、城北菖蒲園に行って花菖蒲を堪能できて良かった。
日本の四季は素晴らしい。4月のに始まり、5月にはツツジ、菖蒲(アヤメ)、藤(今年は気付いた頃には見頃を過ぎており、見逃してしまった、残念)、6月は花菖蒲、百合(ユリ)、紫陽花(アジサイが見頃を迎える。
次は、百合と紫陽花を走って見に行かないとな。
走り始めたことにより、花に興味を示す自分を発見することができた。
意外な自分を発見できて驚いたと共に、自分の好きなものがまたひとつ増えてとても嬉しい。
自分にとって、この時期は、週に1回の早朝ランニングの目標地点が毎週変わり、楽しい限りだ。