高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 久し振りの秋晴れの週末に生駒山へ

9月12日土曜日、ここのところ週末は曇りや雨ですっきりしない天候が続いていたが、この日は久し振りにすっきりした秋晴れになった。
早朝から試合開始の全米オープンテニスの準決勝「ロジャー・フェデラーvsスタニラス・バブリンカ」の注目対決を観戦したかったのだが、「こんな良い朝に家に居るのは勿体無い!」と思い立ち、テニスは録画にして、日曜日の早朝ランニングを前倒しして出掛けることにした。
いつもなら西へ走って大阪湾を目指して大阪港中央突堤を目指すのだが、今日は東へ走って久し振りに生駒山を目指す事にした。
中央大通沿いをひたすら東へ走る。秋晴れで日光が照りつけるものの、真夏のジメジメさは全く無く、風が冷たいこともあって、ほとんど暑さを感じない。9月中旬にもなるとすっかり秋だ。今年は残暑って無いなぁ。
生駒山の麓、新石切駅近くにある石切神社を参拝。
この鳥居と秋晴れの青空のコントラスト、素晴らしい。

今日も朝から境内前の百度石の周りでお百度参りをされておられる参拝客がたくさん。


その後は、中央大通の東の終わりの地点にある東石切公園に行って、生駒山の麓から東大阪市の街並みを眺める。
石切神社は参拝客で騒がしいものの、この公園には人がほとんどおらずにひっそりとしており、ベンチに座ってのんびり景色を眺められるので、結構お気に入りの場所だ。


さて、ここからが生駒山のトレッキング開始。
いつもなら急勾配で有名になりつつある国道308号線を登るのだが、今日は数ある生駒山への登頂ルートのひとつである、近鉄奈良線の額田駅近くの住宅街を登る。

Googleマップ上、一応道はあるのだが、どんどん道は細くなる。道は舗装されているけど、よくこんな不便な場所に家を建てるなぁと不思議に思う。

更に細い道をどんどん登っていくと、今回の目的としていた生駒山の中腹にある天龍院に到着。


こんな生駒山の中腹に寺社があるなんて。参拝に来るだけでも大変だ。

ここには長尾の滝という、生駒山唯一の瀑布(滝)があるとのことで、一度、見てみたかった。
滝は上下にあるそうで、下は雌滝、上は雌滝というそうだ。


天龍院に到着した後は、本格的な登山道。これから生駒産山頂までは、Googleマップ上、道は無くなっている。ゆっくり登っていては練習にはならないものの、走ることはできないので、速足で登って、標高642mの生駒山山頂に到着。
生駒山山頂には、関西地区のテレビ局のテレビ塔がたくさん建っているのが、下界から眺めていても分かる。
下界から眺めている生駒山山頂のテレビ塔の真下に、今、自分はいるんだと思うと感慨深い。
何だか、2008年7月に富士山を登頂した後は、東海道新幹線から富士山を眺める度にちょっと違った風景に見えるのと似ている。毎年7月に開催されているランナーの憧れで最も過酷なレースと言われて名高い、日本一の山岳レース「富士登山競走」を制した方々は、もっとその感覚がスゴイのだろうと想像する。


この送信所は、毎日放送讀賣テレビ放送が共同使用しているようだ。

さて、本日は秋晴れということで最も楽しみにしていたのが、山頂の生駒山上遊園地にある展望台からの眺望。
いやぁ、相変わらず素晴らしい関西平野の眺め。しかも今日は秋晴れとあって、眺めは最高。



秋晴れではあったものの、少しガスっていたが、上空は透き通った青空。きれいだなぁ。こうしてこの景色を見ながらベンチに座って休憩していると、いつまでも居ることができそうだ。

帰りは、生駒山奈良県側の登山道を駆け下りて、途中、宝山寺に寄って参拝してから、参道を通って生駒駅でゴール。走行距離は、トレッキングを含めて約21km。
生駒駅宝山寺を繋ぐ参道を駆け下りている時、あるモノを見つけて急停止。
「そうか、今年ももうそんな季節か!」とテンションが上がる。
毎年9月中旬のお彼岸の時期になると咲き始める「曼珠沙華」、通称「彼岸花」だ。
時計も無く、誰も世話をしていないのに、毎年この時期が来ると必ず小川のほとりや土手などで集団で見事な赤い花を咲かせて、我々人間の眼を楽しませてくれる。この自然の神秘が感じられる花として、大好きな花のひとつだ。
今年も茎が伸びてきて、蕾が開きかけている。今年も、来週、つまりお彼岸の頃には咲きそうだ。
あとちょっと、頑張れ!


来週は仕事で担当プロジェクトの集大成となるイベントがあるので、それを無事乗り越えたらシルバーウィークなので、彼岸花をどこかに見に行くとしよう。