高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む(トレイルランニングは勉強中)変態ドMランナーです。

 道東観光2:知床半島クルーズ、知床峠、阿寒湖、川湯温泉

9月28日月曜日、朝早くにウトロの宿を出て、ウトロ港へレンタカーで向かう。
ウトロ港には世界遺産である知床半島大自然をクルーズ船で体感することができるたくさんのクルーズ会社がある。その中から、ゴジラ岩観光のクルーズ船を選択。
この変わった名前は、ウトロ港にあるゴジラ岩という奇岩が由来だ。

平日なのに自分以外にもたくさんの観光客が朝一から集まっていた。ほとんどが時間のある年配の方々ばかり。
この観光会社のマスコット的な存在の犬を撫でてご挨拶。何だか眠たそう。

ウトロから航行されている知床半島クルーズのコースには、以下の3種類がある。

  • 黄山コース:有名なカムイワッカの滝で折り返し。約1時間程度。
  • ヒグマウォッチングコース:ヒグマがよく出没するルシャ湾で折り返し。かなりの割合でヒグマを見られるそう。約2時間程度。
  • 知床岬コース:知床半島の突端にある知床岬まで行って知床岬灯台を見て折り返し。知床半島大自然を満喫できるものの、3〜4時間かかるので、時間に余裕がある人向け。

自分は、この機会に知床半島以外にも道東の主な観光名所をたった2日間で回るという、1人旅であるが故の強行日程だったので、ここは一番短い「黄山コース」を選択。
午前8時過ぎの朝一の便で、知床半島クルーズがスタート。
小回りが利いて陸により近づける小型船で出航。そして、あれがゴジラ岩だ。こちらから見ると、ゴジラには見えないな。


クルーズ船から雄大百名山のひとつである羅臼岳が望めた。羅臼岳から知床連山が連なる。将来、登ってみたいものだ。

小型船なので、知床半島の断崖絶壁の間近まで近づいてくれるので、その雄大さに圧倒。
最初は、乙女の涙と呼ばれているフレペの滝

これは湯の華の滝。フレペの滝と比べて水量が少ないので、むせび泣く男の涙と呼ばれているそうだ。

波と流氷に侵食されてできた無数の穴があるクンネポールと呼ばれる場所。

そして、有名なカムイワッカの滝に到着。
天然温泉が流れる滝で川全体が温泉となっているそうで、硫黄を含んでいるので、海の色が明らかに違う。
温泉が流れる滝なんて、いつか陸から行ってみたいものだ。

彼方にはまだまだ続く知床半島が見えたが、今回のコースは残念ながらここで折り返してウトロ港に戻る。

この知床半島クルーズの硫黄山コースはたった1時間で、知床半島を満喫したとは程遠く、まれにヒグマが沿岸に出没する事があるらしいのだが、この日は見られず、残念だった自分達に対して、クルーズ船のクルーの方が写真でその素晴らしさを紹介してくれた。
ここに長い間住んでいると、日常でこの写真のようにヒグマに遭遇することがあるそうだ。
地元の方が言うには、ここは人間よりも動物の方が多いので、「クマ達が住んでいる所に人間が住まわせてもらっている」という感覚だそうだ。なるほど。

そして、ウトロから見る夕陽はこれまた格別だそうだ。一度見てみたいものだ。

自分の目でというワケにはいかなかったが、知床半島の素晴らしさを垣間見る事が出来て、「今度はゆっくり来たい!」と思わせてくれ、大変有難かった。ゴジラ観光を選択して正解だった。
クルーズが終わった後は、ウトロの道の駅に隣接されている知床世界遺産センターに立ち寄ってみる。




やはり、世界遺産知床半島大自然を満喫し、ヒグマ、オジロワシエゾシカなどの動物達と触れ合おうと思ったら、1〜2日では少な過ぎる。知床半島には、陸では知床五湖や知床連山があったり、海ではマッコウクジラやシャチ、オジロワシなどのウォッチングツアー、冬になれば流氷ウォーキングなどもあり、1年中、楽しめるものがまだまだたくさんある。
今回、それを痛感させられたので、次の機会にゆっくり堪能しにくる事にしよう。次は1人ではなく、将来の伴侶と共に。
名残惜しさもありながら、ウトロを離れて、一路、知床横断道路を走行して、知床半島の向こう側にある羅臼へ向かう。
知床横断道路にある知床峠に到着。
ここからの景観は素晴らしく、今日は天気が良いので、北方領土のひとつである国後島が望めた。




知床峠のトイレに入ると、サイクリング中・ランニング中のヒグマ遭遇注意のポスターを発見。この知床横断道路を走る人がいる事にびっくり。確かに走ったら峠走として良いトレーニングになるだろうし、何よりも気持ち良さそう。いいなぁ、贅沢だなぁ。

知床峠の石碑の後ろには羅臼岳。美しい。

知床峠を越えて、羅臼に向かう途中には無料の露天風呂としてこの辺りで有名な熊の湯を発見。
キャンプをする人や知床峠でランニングやサイクリングをする人にとっては最高の場所だ。さすがに自分は朝、宿で温泉に入ったばかりなので写真だけ。


そして、知床半島根室海峡側にある羅臼に到着。羅臼の道の駅に寄って、有名な羅臼昆布を買って実家に送り、自分はウニイクラ丼を食す。やはり、大阪で食べる味とは違う。


そして、羅臼からは延々と直線道路が続く、北海道特有の道路を車で走って、標津(しべつ)町、中標津町弟子屈(でしくつ)町を通って、この日最後の観光スポットである、阿寒国立公園内にある北海道の三大カルデラ湖のひとつである阿寒湖までやって来た。
ところが、到着した途端に雲行きが怪しくなり、昨日と同じようなゲリラ豪雨。あまりにもすごい雨で運転ができない程で、せっかく阿寒湖まで来たのに台無しだった。
しばらく車中で休んでいると、雨が止み、霧に包まれていた阿寒湖が少し見え始め、少しだけ阿寒湖を見る事ができて良かった。


阿寒湖と言えば、ここにしか生育していない「マリモ」という事で、記念にひとつ購入してみた。水草と同様に、水道水だけで育つとのこと。

そして、この日は予定通りの観光スポットを回る事が出来たので、夕方頃に屈斜路湖のそばにある、この日の宿泊地である有名な川湯温泉に到着。
ここ川湯温泉は道東の三大カルデラ湖観光の拠点となる温泉町で、有名な横綱大鵬が育った地でもあるとのこと。街の中には、大鵬相撲記念館があった。

街の中は温泉の湯気立ち込め、ところどころに無料の足湯があって、なかなか良い温泉街であった。1人で来ているので無ければね。

道東観光2日目も無事終了したものの、2日目は観光地のインパクトよりも、北海道での車の運転の危険さを痛感させられたインパクトが大きかった。
北海道で車を運転した事はあるものの、1人で運転するのは今回が初めてだったが、本土での運転とはまるで違った。
広大な北海道では、郊外に行くと延々と彼方まで続く何も無い一直線の道路がほとんどで、いつの間にか、スピードが出ている。
スピードを出し過ぎだと思ってスピードを落とすと、後ろの車に追いつかれてしまって、流れを遅らせてしまっていると勘違いして、自分のように気が弱いと、ついスピードを上げてしまう。
その状況が続くと、その速いスピードに慣れてしまい、本土でのスピード感覚が無くなり、速いスピートで走るのが当たり前になってしまう。
昨日フルマラソンを走ったのに、200km近くに及ぶ慣れない長距離運転をして無茶をし過ぎたためか、疲れがひどく、注意力散漫になっていたこともあって、そんな状況で車を走らせている自分がおり、警察が他の車を取り締まっているところを見掛けて、はっと気づかされた。
「何を後ろの車を気にしてスピードを上げ、無駄な張り合いをしようとしているんだ。ゆっくり走る方が正しいんだから、気にせず、でんと構えていればいいんだ。」
この気づきのきっかけがスピードの出し過ぎによる大事故でなくて本当に良かった。このままいくと、反省しても取り返しのつかない事態になるところであった。
そして、本土で運転する際は安全運転を自評している自分が、北海道に来るとこんなにスピードを出す人間に変貌してしまうんだという事にショックを受けると共に、今後は気を付けようと自らを戒めた。
この日は、大変良い社会勉強をさせてもらった1日でもあった。
最終日は、暗い気持ちは寝て忘れ、安全運転で網走市女満別空港に戻る。