高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 2015年一番の映画「セッション」

2015年の最後に、年内で一番面白かった映画に出逢えた。
その映画は「セッション」。
ジャズ・ドラマーに憧れた青年が、アメリカ最高の音楽学校に進み、そこで出会った音楽学校最高と名高い完璧主義者の指揮者の厳しくて度を超えた苛烈な指導に耐え、反発・対峙しながら成長していくさまを描いた音楽映画だ。
ドラマなどで馴染み深い俳優が出演する邦画の方が好きで、洋画はアクション映画やサスペンス映画を多く観ているのだが、このようなジャンルを観るに至ったのは、利用しているTSUTAYA DISCASやネット上での評判がとても良かったからだ。
いざ観てみると、青年のドラム一筋に熱中していくさま、青年の叩き過ぎて血が出るくらいの狂気のようなドラム技術、そして青年に罵声を浴びせたり、暴力を振るったりしてスパルタ指導をする鬼気迫る指揮者の演技に魅せられた。
そんな犬猿の仲の青年と指揮者が最後のシーンで見せた演奏、つまり「セッション」があまりにも凄過ぎて圧倒された。
お互いやり方や考え方は違って反発していがみ合っていても、「最高の音楽を求めている」という大目標は共通しており、極限の場面でそのことがお互い分かり合えた最後には感動。
まさに評判通りの作品だった。
何故、日本での公開当時、こういう映画が大々的にPRされて、全国の映画館で公開され、有名にならなかったのかが不思議だ。大阪に至っては、当時、上映していた映画館は無かったみらい。これは日本の配給会社の大きなミスだなぁと勝手に思う。

このDVD、買おうかな・・・