高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 全豪オープンテニス2016備忘録

2016年1月31日に終幕した「全豪オープンテニス」。
今年に入って錦織圭選手は絶好調。安定してベスト8まで行くようになったのはさすが。
昨年の全仏オープンテニスで惜敗したフランスのツォンガも一蹴。

でも、今大会のツォンガは、ボールガールの体調が悪いと判断した時点で試合を中断して介抱する紳士的な振る舞いを見せて、とてもナイスガイだった。

錦織選手の快進撃を見たくて、オーストラリアのメルボルンにはたくさんの日本人ファンが終結して、観客席で思い思いの恰好をして応援していた。
何て羨ましいんだろう。死ぬまでに一度でいいから、4大大会のひとつでも観に行きたいものだ。


WOWOWでプロテニスプレイヤーに「他の選手で欲しい能力は何か?」と質問する企画をやっていたが、そこでロジャー・フェデラーに「錦織選手のバックハンドが欲しい」と言わせるくらいの好調振り。あのフェデラーにここまで言わせるとは・・・スゴイ。

そんな絶好調の錦織選手をストレートで一蹴して、他の選手を全く寄せ付けない世界No.1のノバク・ジョコヴィッチの強さ。
試合前、自分も含めて、この大いに盛り上がっている日本人ファン達のようにこの一戦を心待ちにしていて、2年前の全米オープンテニスの準決勝の再現を期待していたのに、圧倒的な試合でそんな期待は水泡に帰してしまった。
どうやら、この試合の前に絶不調で4時間30分に及ぶフルセットの接戦の末に勝利したジョコヴィッチは、その試合をきっかけに完全に修正してきたようだ。
さすが、世界No.1は、修正力も世界No.1だ。感服。


その勢いのまま、ジョコヴィッチは準決勝でフェデラー、決勝でマレーに圧勝して盤石の2連覇。
今後、この牙城をいったい誰が崩すのか。当分、1強が続きそうだ。


そんな中、復調を期待していたビッグ4の一角、ラファエル・ナダルは1回戦負けの大波乱。
最近調子を取り戻しつつあったのに、残念過ぎる・・・
「クレーキング」のホームである5月の全仏オープンテニスでは復活して、ジョコヴィッチの全仏初優勝を阻止してもらいたいものだ。

「Adios, MELBOURNE」。

大好きなカナダ人のユージェニー・ブシャールも復調はまだまだのようだ。負けて落ち込んでいる顔ではなく、勝って喜んでいるかわいい笑顔を見たいものだ。

そして、オーストラリア出身の名プレーヤーであるレイトン・ヒューイットも本大会で引退。
2000年前半の全盛期に、タフな試合をこなして、ポイントを取った際の「カモーーーーン!」のオーバーリアクションなガッツポーズが懐かしくて、好きな選手だっただけに残念だ。
残念ながら2回戦でダビド・フェレールに敗れてしまい、これが最後。


5月の全仏オープンテニスも楽しみだ。