高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 新調したシューズで試走するも・・・

2月28日日曜日。
前日に梅田のバルバッコアグリルで大学時代の同級生達とたらふく肉を食べてしまったので、この日の早朝ランニングは必須だった。
2月28日といえば、当選倍率が10倍を超えるためになかなか当選しない故に、ランナー達の憧れになりつつある「東京マラソン」の日。
今年は、男子マラソンのリオオリンピック選考レースにもなっているのでかなり楽しみ。
9時10分の東京マラソンのスタート前に走り終えて、じっくり動向を見守る事ができるように、午前7時前にランニングスタート。
自分も毎年エントリーしながらも7年連続落選し続けている悔しさの意味も含めて、2009年に出場した時にもらった参加Tシャツを下に着て走った。そうか、あの頃は2月末ではなく、3月末開催だったな・・・

そして、この日は、来週の大勝負で使用するために新調したHOKA ONE ONEのCLIFTON2を履いて試走してみることにした。
HOKA ONE ONEといえば、フルマラソン以上のウルトラマラソン(100kmやそれ以上の距離)を走るランナーや山の中を走るトレイルランナーの足を守るためのシューズを扱っており、ソール(踵)部分が厚底でクッション性が高いのが有名。フルマラソン以上の距離を走るランナー御用達のシューズに、自分も遂に手を出してしまった。

ソール部分はこの厚さ。これは踵への衝撃を吸収してくれそうだ。まさにホカホカなカンジ、海外メーカーなのでそのつもりはないだろうが。

シューズのデザインも自分の勝負色と思っている水色でお気に入りだし、中敷きもオシャレなデザインだ。

堺筋本町の自宅からスタートして、大阪港中央突堤で折り返して往復する約20km。
この日は大阪港中央突堤近くを大型のタンカーが来航していた。


朝陽が眩しい。この日は良い天気で全然寒くない。東京マラソンのコンディションとしては絶好だ。ちょっと暑いくらいだ。

復路で九条に着くと立ち寄る事にしている茨住吉神社に行って、来週の健闘を祈願。

新調したシューズで走ってみて確かに足のダメージはゼロだったが、たった20kmしか走っていないのに、左足小指に血豆、右足親指に水ぶくれが出来てしまってかなり痛かった。
シューズのせいだと信じたくないのだが、今この時点で分かって良かった。
やはりシューズを新調した後の試走は重要であることを痛感した。
来週までまだ時間はあるのでゆっくり治して、指マメ対策を講じよう。それに当日はセカンドシューズの準備もしていこうと思った。
走った後にシャワーを浴びて、2009年の東京マラソン完走後にもらったFinisher'sタオルを使った後は、東京マラソンの模様を暖かい自宅でゆっくり観戦。

都庁前のスタートの華やかさは相変わらずスゴイ。



ただ、東京マラソンの展開は日本人にとっては辛い結果。
序盤の10km手前からアフリカ勢の有力ランナーがトップ集団を作り、それに付いていくのは旭化成の村山謙太選手のみ。日本人ランナーは日本人1位を狙ってお互いを牽制し合って誰も付いていかない。解説の藤田敦士さんも仰っていたが、ここで日本人1位になっても、世界のスピードに付いていかなくてはメダルなんてないのに・・・
結果、有力視されていた日本人選手達は総崩れ。
日本人1位は一般参加のヤクルトの高宮選手で、「なぜか日本人トップだったという感じでびっくりしています」というのが素直なコメントで、タイムも2時間10分台という世界と戦うには不甲斐ないタイム。自身もそれを自覚されているようで、リオの代表に選ばれるのははなから諦めており、東京での代表を目指されていた事がコメントっから分かった。
そして、それに次いでゴールしたのは青山学院大学の2選手。実業団選手が振るわない中に凄すぎる。駅伝選手はマラソンでは成功しないという駅伝不要説を払拭する結果だった。
村山選手は中間地点から遅れ始めて、日本人集団から飛び出した東洋大学の服部勇馬選手も最後まで続かずに35km過ぎに失速して初マラソンの洗礼を受けたが、彼らはこの大会で唯一世界と戦おうと世界のスピードに勇気を持って挑み、展開を自ら動かそうと試みた、尊敬に値する侍だった。リオオリンピックに向けては残念な結果だったが、東京オリンピックに向けて将来有望な選手がたくさん出てきて期待できる結果だった。

日テレの中継が終わった後も、ケーブルテレビの日テレG+でゴールシーンを中継していたので、自分が今後の目標としている完走タイム3時間30分迄にゴールしてくる自分より速いランナーの歓喜のゴールシーンを観守っていた。ゴール後に表示される完走者の名前の中に、ラン友のサブ3やサブ3.5を目指している方々の名前を見つけて感心していた。

東京マラソンに出場した2009年は走り始めたばかりであったこともあって、完走タイムは5時間8分。
そして今の自己ベストは3時間38分。あれからちょうど1時間30分も速くなった。
スゴイ成長だと思う反面、時間とお金を使っている割には成長のスピードが少ないような気もするが、マラソン生涯スポーツなので、自分は自分のペースで今後も精進していこう。その結果、タイムも早くなれば御の字だ。