高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 サロマ湖100kmウルトラマラソン:毎年恒例、サロマ湖に向けて出発

6月25日土曜日。
今年もサロマ湖100kmウルトラマラソンに出場する為に、サロマ湖に向けて出発する日がやって来た。3年連続だ。
昨年は大阪からサロマ湖に向かうとなると、前日便では前夜祭に出る事が出来なかったので、金曜日も有給を取って3泊4日のツアーだったのだが、今年は土曜日の朝移動での2泊3日のツアーになった。
でも、ツアー代は昨年とほぼ同じの約13万円。
サロマ湖は、交通の便が悪くて宿泊施設が少ないので、この額になってしまうのは已む無し。
でも、年に1回、それだけの時間とお金をかけて出場する価値がこの大会にはある。自分はそう信じている。この価値観を分かってくれる人は少ないが。
今年は伊丹空港発もしくは関西空港発の女満別空港への直行便ではなく、羽田空港経由。
ここのところ、出張がほとんど無くなった事もあって、久し振りに行った羽田空港では、伊丹空港関西空港では見た事がない無人の荷物預かり機が稼働していて驚いた。そうか、今はこれが最先端なんだ。


羽田空港女満別空港行の便を待つ乗客達のほとんどはスポーツウェアに派手なデザインのシューズを履いていて、ひと目でランナーだと分かった。
みんな、自分と同じでフルマラソンではもの足らず、100kmという常人では考えられない距離を明日走ろうとする強者ばかり。自分もウルトラランナーのひとりとして負けていられない。
今年も女満別空港に到着。
荷物の受取場にはウルトラランナーに向けてのたくさんの応援メッセージが掲示されていて大歓迎。
このおもてなしは、過去2年には無かった。嬉しい想いと共に、今年もこの勝負の時がやって来た事を実感。







今年もこのポスターにある昨年のように、天気が良い中に気持ち良く80km以降のワッカ原生花園を走りたいなぁと思って、女満別空港の外に出てみると、外はどんよりとした雲に覆われ、雨が降っていてかなり寒い。
これは当日は雨か・・・
2014年は猛暑、2015年は涼しくて快晴、2016年は雨。
毎年、様々なコンディションで楽しませてくれるものだ。
雨なら雨で燃えるし、今年はまた違ったサロマ湖が見られて楽しそうだ。

女満別空港からはツアーバスに乗って、一路、スタート地点のある女満別空港からサロマ湖の向こう側にある湧別町の前日受付会場へ。
お馴染みの「サロマ湖100kmはドラマだ」の横断幕を今年も見られた。

受付完了後、前夜祭会場へ。
たくさんのウルトラランナーと共に、今年も無事この場に来れられた幸せを嚙みしめた。


自分が目指しているサロマンブルー(10回完走)に今年なった方々が壇上に並ぶ。あのサロマンブルーを示す青いポロシャツが我々には眩しい。一生の宝物だろうな、羨ましい。

海上では、昨年同室であったTさんと再会。小江戸大江戸200kで一緒に200kmを走って以来だった。
それ以降も自分以上にたくさんの会場に出場されている強者なので、近況を語り合って楽しいひと時だった。やはり価値観が同じ方と話すと、話は尽きない。
そして、用意された料理を舌鼓。
サロマ湖名物のホタテ貝はもちろん美味しかったけど、

何気に地味なこのまんじゅうみたいな餅が素朴な味で美味しくて、ホタテ貝よりもたくさん食べた。見た目とのギャップかな。

前夜祭終了後は、宿泊ホテルへツアーバスで移動し、翌日朝5時スタートに向けて早めの就寝。
2014年、2015年と宿泊して御用達でお気に入りだった「ルートイングランティアサロマ湖」は2016年内は休業中とのことで、今年はサロマ湖から離れた北見町にある「ノーザンアークリゾート」というホテルだった。
冬はスキーリゾートになるようだ。温泉もあって良かったのだが、ホテルから少し離れたペンションでの宿泊であったため、少し不便だった。
やっぱりサロマ湖沿いにあるルートイングランティアサロマ湖で、サロマ湖に沈む美しい夕陽を拝みたかった。この天候ではどうせ見る事はできないか。来年こそは・・・
そして、いよいよ3年連続3回目のサロマ湖100kmウルトラマラソンのスタートが迫ってきた。