高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 福岡マラソン:自己ベスト更新ならずも及第点

2016年11月13日日曜日、福岡マラソン当日。
中洲川端のホテルを出ると、天気は快晴。暑くもないし、ベストコンディションのマラソン日和。
のんびり歩いて天神へ向かうと、続々とランナーが集結。
西鉄天神駅の裏のソラリア西鉄前にはたくさんのランナーが準備しながらスタートを今か今かと待っている。



午前8時20分、福岡マラソン、スタート!
フルマラソンにしては早めのスタートだ。
過去2回落選してきて、3度目の正直でようやく当選した福岡マラソンをようやく走る事が出来ると思うと、どんなコースなのかが楽しみでならなかった。
ランナーの列が天神の交通規制されたメインストリートである渡辺通にゾロゾロ。天神コアの前もこの通り。



まずは、大都会の天神をスタート。
同日開催でエントリーしていた「さいたま国際マラソン」をDNSにしてまでこっちにやって来たし、この福岡マラソンが年内最後の勝負レースとして意気込み、仮装してふざけて走った大阪マラソンの翌日から毎晩、仕事終わりの深夜に大阪城公園で走り込んできたので、気合を入れて走り始めた。
天神を離れると、ヤフオクドームと福岡タワーが見えてきた。
以前、九州出張ばかりしていた頃、熊本で仕事を終え、リレーつばめ福岡空港に向けて出発したものの、台風の影響で電車が止まってしまって帰阪出来なくなってしまった為に、急遽、博多のホテルを探した結果、ヤフオクドームの隣のヒルトン福岡シーホークしか空いておらず、会社規定を超えた割高で豪華な部屋を予約して止まった事を思い出した。あの時は大変だったけど、今思い出すと良い思い出だ。


港町を過ぎると、博多湾の海岸線の素晴らしい景色を見ながらラン。
筑肥線が隣に走っていて素晴らしいコースだ。


海側を見ると、ボートやカヌーの上から我々ランナーを応援してくれている方々がたくさん。我々も手を振ってそれに応える。これは嬉しいなぁ。


カヌーの上から「祈・完走」の旗。

15km地点の今宿駅手前。かつて後輩の同行で来た事があったクリニックを発見。1回しか来た事が無いのによく覚えているなぁと感心。1回通った場所は覚えているこの性格、マラソンでとても役立っている。

今宿駅を超えると、山側へ向かって走り、なだらかな登り坂。
中間地点の折り返しである九州大学伊都キャンパスに到着。
広大な土地に綺麗な学舎が建設されていて良い場所だが、遊びたい学生達にとっては刺激が無い土地かも。


女学生のチアリーダーとハイタッチをして、昨日の中洲に続いて女性から英気をもらう。英気をもらい過ぎだ(笑)。

中間地点を超えると、再び博多湾の海岸線沿いを走る。


福岡マラソンはエイドでの給食が大変充実しており、全部食べていたら逆に太りそう。自分はマラソンの時は固形物は食べない主義なので、ちょっと勿体無い。これはチロリアンという名物のお菓子だ。


これは甘酒ゼリー。珍しい給食だ。

30km過ぎ。福岡マラソンのコース上で2つだけある登り坂のうち、ひとつめは九州大の折り返しまでの登り坂、ふたつめの登り坂は峠越え。
峠越えと言っても短いので、大したことない。確かにこのコースの中では最大の難関だ。

ただ、ここまでは良いペースで来ていたのだが、30kmを過ぎて苦しくなってきて失速。
ガマンの走りをして、海岸線沿いのコースを外れ、糸島市の田園地帯へ。
こういう機会でも無ければ、まず来ることは無いであろう糸島市に来て走る事が出来て嬉しい。

残り1kmの一直線。最後の力を振り絞って走る。



福岡マラソン、無事、ゴール!
・・・と胸を張りたいところだが、完走タイムは3時間48分。
自己ベストの3時間38分よりも10分も遅く、目標にしているサブ3.5はおろか、自己ベスト更新も叶わなかった。
福岡マラソンのコースは、アップダウンも大した事はなくて走りやすく、コンディションもベストで、自己ベストを狙うのであれば最適なチャンスであったのに、自身の練習不足により、後半に失速し、こんな体たらくに・・・
これは言い訳が出来ない。やはり、たった2週間、付け焼刃的な練習をしたところで成果が出るハズもなかった。自分の力不足が露呈してしまった。やはりフルマラソンはそんなに甘くない。

ゴールの糸島市の志摩中央公園では、ランナーに限らず、ランナーの家族や友人達も楽しめるように大盛り上がり。
走っている途中の給食が充実したエイドをガマンして通り過ぎていたので、ここでその食欲を開放。
まずは無料で振る舞われた糸島牛と糸島豚。


続いて宮崎地鶏の炭焼きや饅頭などなど。


やっぱり完走後はビール。ノンアルコールだけど。

ゴール地点の志摩中央公園ではコスモスが満開。癒された。

ランナーには糸島産のみかんも戴けた。独り者の身には多過ぎるくらいだけど、大変有難い。

ゴール地点の糸島市から有料バスで天神へ。昨年不評だったバス待ちのストレスは無く、すぐに乗る事が出来た。疲れているので、みんな車中は爆睡。ゴール地点から天神までが遠いけど、バスの中で休めるから逆に良かったかも。
2016年内最後の勝負レースが残念な結果で終わってしまって無念でならないが、仕事が多忙で走る時間の確保が難しい中にやれるだけのことはやって、昨年のこの時期とほぼ同タイムに取り戻す事ができたので及第点としよう。
福岡マラソン、走りやすくて自己ベスト更新を狙うには最適な大会だった。マラソンだけではなく、前日には博多・中洲・天神で遊べるので、今後も毎年エントリーしてここに来るようにしよう。そして、次こそは自己ベスト更新だ。