高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 世界遺産姫路城マラソン:2週連続のフルマラソンを無事完走!

2017年2月26日日曜日、世界遺産姫路城マラソン当日。
朝9時のスタートに向けて、姫路城前の大手前通にたくさんのランナーが集結。
天気も良くて、2週連続のマラソン日和。昨日、十分に堪能した姫路城も映えている。

姫路城前の大手前通をスタートして、姫路駅から離れた後、姫路城に戻ってくるコース。
午前9時、大会ゲストの黒田官兵勘の赤い甲冑をした間寛平が応援する中にスタート。



姫路市内を離れて北上。姫路市内から一転、夢前(ゆめさき)川沿いの田園地帯を走る。
「夢前」、夢の前とは良い名前だ。

この辺りで有名な書写山のロープーウェイも見えた。

特に何もない田園地帯を走って折り返し地点では、気球が上がったり、かかしが応援してくれたり、エイドでは珍しいぜんざいを振舞ってくれたり、この大会ならではのたくさんのおもてなしがあった。



エイドではこんなかまぼこも振舞われた。

中間地点到着。1時間56分。あちゃー、このペースでは自己ベスト更新なんて到底ムリ。
ほぼフラットなコースで大変走りやすく、序盤はペースを抑えて走ったこともあって、ゆっくり走り過ぎた。
ということで、後半ペースアップ!

後半戦に入った後、夢前川沿いに菜の花畑だ。まだ冬のこの時期に見られたこの一面黄色の花畑が我々ランナーを出迎え、応援してくれているようだった。
早春の訪れを感じた。こういった光景は同日開催の東京マラソンでは見られない。

書写山の麓に戻ってきた26km辺りから一気にペースアップ。
後半は夢前川沿いの細いサイクリングロードのようなコースがメイン。
コースは狭くて、他のランナーをオーバーテイクしにくくて走りにくいのだが、その分、沿道で応援してくれている地元の方々との距離が近くてたくさんの声援を受けられたり、コースの上には終盤で疲れている心を奮い立たせるようなメッセージもたくさんあって、「これは楽しいなぁ」と思いながらペースを上げて走った。
この世界遺産姫路城マラソン、コース中に特にハイライトとなるようなスポットは無くて、一見、つまらなさそうに見えるが、この後半の狭いコースはオススメかも。
今まで数多くの大会に出場してきたが、こんなコースは類を見ない。
とても楽しくて疲れを忘れられたし、応援には勇気付けられた。



ただ、そのコースが楽しかった分、ついついペースを忘れて飛ばし過ぎてしまって、その狭いコースが終わった頃にはガス欠に・・・
携行補給食を注入して、再スタート!
と思ったものの、35km過ぎに姫路市街地に戻ってきた時に、ペースを上げると現れる臀部の違和感がまたやって来て、一気にペースダウン。
終盤も沿道からのたくさんの声援を受けて、ゴール目前、恋焦がれていた姫路城の姿が見えてきた!待ってました!!


大手門をくぐって、姫路城が眼前に。42km地点。あと少し!


三の丸広場の中にあるゴールゲートに向かって走り、ゴール!

ゴールした後、振り返ると、ゴールゲートの真ん中には雄大な姫路城の姿が。
これはレアな風景だ。世界遺産姫路城マラソン完走者しか撮れない絶景だ。

ということで、普段であれば、完走後の写真は撮らない自分も、このレアな風景をバックに記念撮影。世界遺産と共に写る完走写真。これは良い記念になった。

完走タイムは、3時間47分。
先週の京都マラソンよりもわずかにタイムは良くなったが、自己ベスト更新とは程遠いタイムに。
だけど、2週連続のフルマラソンをよく頑張った!

完走メダルは、姫路城の大改修時に携わった瓦職人により作製されたものだそうだ。これも想い出になる。

京都マラソン世界遺産姫路城マラソンと2週連続のフルマラソンで満足のいく結果は得られなかったが、ほぼ同じタイムで走ることが出来て、大きく走力が落ちていないことを証明できた。
本大会は、同日開催で抽選倍率12倍の大人気な東京マラソンとは規模も楽しさも劣るかもしれないが、ゴール後、世界文化遺産の偉大な姫路城とゴールゲートをバックに完走写真を撮ることができるレアさは、東京マラソンに負けないくらい良い思い出になった。
さて、来週は、「速く走る」事が求められた2大会とは異なり、「長くゆっくり走り続ける」事が求められる、2回目の小江戸大江戸200kだ!