高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む(トレイルランニングは勉強中)変態ドMランナーです。

 小江戸大江戸200k:2年連続完走!大幅更新の29時間完走!

2017年3月4日土曜日、小江戸大江戸200kの1日目。
小江戸コースを無事終えて、30分程度休んで、着替えたり、携行補給食などを補給したりして、19時過ぎに大江戸コース、スタート!
昨年は靴擦れという予想外のトラブルの対処に追われて慌しかったが、今年は落ち着いて準備して着替え、昨年のようなGPSウォッチを忘れるような失態は犯さないように、忘れ物もチェック。
腹ごしらえとしてランナーに振舞われるカップラーメンを食べて、万全の状態で再スタートだ。
勝負は、昨年、ほぼ歩いてしまった大江戸コース終盤の荒川河川敷&川越バイパス。それまでは、エネルギーは温存する作戦で再スタートした。


延々と続く川越街道を東京都心の37km先にある成願寺エイドに向かってひた走る。
とにかくこの川越街道は長いのだが、小江戸コースの殺風景さに比べたら、街中のランは変化があるので、自分は嫌いじゃない。
学生時代に住んでいた懐かしき地下鉄有楽町線氷川台東武東上線上板橋の間にあるレッドロブスターに、今年も通り過ぎることが出来た。

環状七号線(環七)も過ぎてあと少し。

そして、ようやく右折する川越街道と山手通の交差点に到着。
ふぅ、長かった。だけど、今年は昨年の経験があるため、意外と速く到着できた。これまでの数多くの経験に比べたら大したことないや。

狭くて転びそうなポイントが何か所かある川越街道と異なり、山手通は歩道が車道と同じくらいの広さで、整備されていて綺麗で、細かいアップダウンもあって、本当に走りやすい。
この辺りに住んでいたら、良いランニングコースになるなぁと思いながら昨年も走っていた。
途中、西武池袋線椎名町駅の上の跨線橋の上から、学生時代の薬剤師のバイトでよく来ていた椎名町駅を今年も眺めて懐かしい想いに浸った。

日を跨いで2017年3月5日日曜日の午前1時、128km地点の成願寺エイドに到着。
ここでのカレーライスは、疲れている事もあって絶品。ランニング中には固形物は摂らないようにしているが、200kmの超ウルトラマラソンでは食事をしていないと走っていられない。スピードを求められないレースなので、腹に物が入っていても走られる。


そして、ここからはチェックポイントを通過しながらの難コース。
手に持った地図と昨年の記憶をたどりながらの迷いやすい東京都心コースの始まりだ。
昨年はここでベテランのIさんとSさんと合流して3人で走らせてもらったことで迷わずにクリアできたものの、今年は完全なぼっちラン。緊張しながら地図を片手に出発。
最初のチェックポイントは、2020年の東京オリンピックの横断幕がかかる深夜の東京都庁前。



続いて、代々木通をひた走る。ここも山手通と同様に歩道が綺麗に整備されていて走りやすくて大好き。
代々木公園を走って原宿へ。日中であれば人でごった返しているのに、深夜の原宿、表参道はこんなに閑散としている。そこを走ることができるレア体験にテンションが上がる。


表参道から青山通、外苑西通を走って、2つの目のチェックポイントは、六本木ヒルズにあるグランドハイアット東京の一角にある岩のモニュメント前。

その後は、神々しく光り輝く東京タワーを見ながらのラン。
大阪から来ている人間にとって、東京タワーを見ながらのランはレアで幸せ。
東京タワーの真下にあるトッポン君の人形前が3つ目のチェックポイント。



東京タワーの後は、内堀通を走って、虎ノ門ヒルズを超えて、皇居外周を走る。
竹橋駅近くにある、こあしすエイドに到着。
ここのおもてなしは至れり尽くせりなので、長居したくなる気持ちを押し殺して、再スタート。

深夜の皇居1周をして、先週の東京マラソンの新コースのゴールとして賑わった東京駅前の行幸通。今年はここを走って東京駅前は通らないコースになったようだ。

東京駅を過ぎて、隅田川を渡って、両国国技館を過ぎ、続いての目標となる東京スカイツリーが目前に迫ってきた。
去年はここら辺で明るくなっていたので、今年は少しだけ速い。良いペースだ。


東京スカイツリーの下にある、おしなりエイドを出た頃には夜が明け始め、続いてのチェックポイントである浅草の浅草寺に到着した頃には午前6時を過ぎており、すっかり明るくなっていた。

浅草寺を出た後は、最後のチェックポイントである鳥越神社に到着。これで無事全てのチェックポイントの通過が完了。写真にも収めたので、ゴール地点で見せればO.K.だ。

鳥越神社を過ぎた後は、蔵前橋通を走って、本郷通を北上。
良かった。この大会で一番迷いやすいエリアを何のトラブルも無く、クリアできた。
昨年完走したといっても1年前のことなので、かなり不安だったのだが、分かりにくい東京都心コースもちゃんと覚えていて、地図を片手にちゃんと確認しながら走れば、ほぼ迷うことなく走ることが出来た。
それに、先に何があるかが分かっているので、都心コースは昨年よりも短く感じた。
昨年は、東京タワーの下辺りで眠気がピークだったのだが、今年はぼっちランで緊張感を持って走っていたこともあって、全く眠気が無かった。
ここのところの仕事の激務で疲れは溜まっているし、寝不足であるハズなのに、好きなことに没頭していると24時間を超えても全く眠くなく走っていられる人間のスゴさを実感。
24時間以上も好きなことをしていられることの幸せを実感しながら走っていた。
そして、東京大学の赤門前を通って、残すはフルマラソンの距離、約40km。
昨年はここからほぼ全歩きをしてしまった結果、足の筋肉が固まってしまって、二度と走ることができず、とても辛い地獄のような時間になってしまった。
今年は、この160km以降を絶対に歩かないと決めていたので、さすがに疲れていたものの、絶対に歩かないと決めて、ゆっくりでも意地で走り続けた。
ここまで好不調の波はあったものの、歩かなくてはいけない程の辛さは無かったので、160km以降もマイペースで走られる自分が嬉しく仕方が無かった。
そんなテンションが上がる中に、駒場、王子、赤羽、高島平とひとりで走りきり、178km地点に新設された高島平エイドに到着。
昨年までのおしなりエイドから秋ヶ瀬エイドまで約30kmも離れている為、今年からおしなりエイドから20km近く離れた地点に新設されたそうだ。

さて、ここから次の秋ヶ瀬エイドまで10km程しかないものの、終盤にして最大の難関、荒川沿いのコースだ。
ここまでの街中コースから一転、殺風景な何も無いない河川敷コースになる為、体力も精神力も限界が近づいているランナーにとってこのコースは本当に辛い。自分も昨年はここで地獄を見た。
今年は昨年よりも体力に余裕があったものの、やはりこの10kmが200kmを通して一番辛く、ペースもダウンした。
高島平のエイドを一緒に出た集団からは置いてけぼりをくらってしまったのだが、今年はゆっくりでも走る事が出来たので、後ろからランナーに追い越されることなく、最後のエイドである秋ヶ瀬エイドに到着。


秋ヶ瀬エイドで十分休み、栄養補給した後、再スタート。
最後の15km、勝負の川越バイパス(国道254号線)。
荒川沿いでペースダウンして体力を温存しておいたおかげで、この一直線の道路は、最後の力を振り絞ってラストスパート。
序盤は一緒に秋ヶ瀬エイドをスタートしていた大江戸ナイトランの女性ランナーと一緒のペースで走り、残り7km辺りになったところで最後の力を振り絞ってペースアップ。
振り返ってみると、一番苦しいハズの川越バイパス13kmが200kmを通して一番良い走りができた。
「200kmを走ってきて、こんな走りが出来るのか」と自分で自分に驚くと共に、まだこうして走っていられる走力・体力・精神力がとても嬉しかった。
川越バイパスを外れて、最後は川越市内をゴールの蓮馨寺に向かうウィニングラン
無事、204kmを完走して、2年連続の小江戸大江戸200k完走を達成!

しかも、160km以降も頑張って走り抜いたおかげで、完走タイムは29時間台という望外の結果に。
昨年は31時間かかっていたから、大幅なタイム更新だ。
2週間前は京都マラソン、先週は世界遺産姫路城マラソンを完走して、本大会に臨んでいる人間とは思えない結果が得られた。
そんな素晴らしい結果に満面の笑みで記念撮影。良い笑顔だ。

素晴らしい結果が得られて、達成感と充実感に満たされ、興奮冷めあらぬ中に着替えてホッとしていると、急に急激な眠気がやって来た。
ランナー特典であるホテル三光の大浴場に荷物を持って移動したものの、あまりの眠気に風呂に入る前に休憩室で爆睡してしまった。
人間、一睡もせずに200kmも走ると、走った後はこうなるのだ、と痛感。
1時間程、仮眠した後、風呂に入って疲れを癒し、重い荷物を持って、一路、帰阪。200kmを走った身体にとって、川越から大阪までの長い道のりは応えたが、電車に乗っている間は眠ることが出来るので、全然大丈夫だった。
今回、望外な結果が得られたこともあって満足だし、憧れの過去本大会完走者を示す紫色ゼッケンを付けて堪能できたので、「こんな苦しい想いはもう二度と…」と小江戸大江戸200kへの今後の出場はひと区切りにしようかと思っていたが、思い返してみると、こんなに楽しい大会は他には無い。
1日経つと、「また来年も出ようかな…」と思い始めるドM変態病が始まった。


200kmを29時間もかけて走っていると、様々なドラマがあって、まさに人生の縮図であることを痛感。
一時、不調であっても、いつまでもそれが続くものではなく、絶えて走り続けていれば必ずまた好調の波がやってくるというのが経験上、分かっているので、どれだけ辛くても諦めようなんて事は微塵も思わず、「辛さもまた愉し」と思って走る事ができた。
道中、様々なランナーと話す事ができて出逢いがあるので、フルマラソンでは味わえない楽しさがある。
これはまた来年もエントリーしそうだ。
こんな自分と一緒に走って頂けた方、昨年からの繋がりでお互いの健闘を讃え合った方、お世話になったボランティアの方々に感謝!