全仏オープンテニス回顧録:フェデラーに続き、ナダルも復活!
2017年の全仏オープンテニスの女子決勝に衝撃だった。
オスタペンコという弱冠20歳の選手が優勝。ノーシードで世界ランキング47位のラトビアというテニス後進国で初のグランドスラム制覇。
ノーシードでの優勝はちょうど彼女が生まれた20年前の1997年の全仏オープンでは、ブラジルのグスタボ・クエルテンがブラジルの男子テニス選手として最初の4大大会優勝者で、彼も当時20歳で、世界ランキング66位のノーシード選手だった、というあまりにも奇遇なこの共通点を知って驚いた。
そして、自分だけが思っているもうひとつ2人の共通点は、2人共、笑顔が素晴らしいこと。
オスタペンコは20歳らしい無邪気な笑顔が印象的だし、クエルテンは20年経った今でもテニス会場に来場してはあの素敵な笑顔を見せてくれる。
そして、男子の決勝は、全豪オープンテニスで優勝を果たして復活を遂げたフェデラーと共に復活したナダルvsワウリンカ。
BIG4は崩れ、クレーコート前哨戦で調子が良かった2人が勝ち上がり、自分の予想通りの決勝になった。
結局、ナダルが好調そのままに、第1試合から1セットも落とさないパーフェクト優勝!
これで、全仏で10回目の優勝という快挙。
見事なナダルの復活劇が見られて最高の一瞬だった。
全豪オープンでのフェデラーの優勝といい、2017年は往年のテニスファンにとってはたまらない1年になってきた。