高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです(トレイルランニングは苦手)。

 夜叉ヶ池伝説マラニック2日目:念願の夜叉ヶ池、雨でトレイル込みの90kmに四苦八苦

2017年7月23日日曜日、夜叉ヶ池伝説マラニック2日目。
午前2時30分に起床。あり得ない時間だが、昨晩は早く寝たので、睡眠時間は十分。昨日の猛暑でやられた体力は回復できた。
午前3時30分、まだ真っ暗の中に池内小中学校の運動場からスタート。

真っ暗な道に朝靄がかかる中をゾロゾロと集団で夜叉ヶ池に向かってランニング。
走ってみると、眠気のためなのかボーっとしてなかなか調子が出なかった。
国道を外れて夜叉ヶ池に向かう林道に入ると更に単調で代わり映えの無い道になり、しかも登り坂で結構辛かった。


ようやく夜叉ヶ池に向かう登山道の入り口にやって来た。標高200mの地点から752m地点まで登ってきた。ここまではアスファルトの道だったが、ここからは本格的な山道でトレイルだ。

片道3km程なのに結構大変。特に中盤以降の夜叉ヶ池に向かう鎖場は大変だった。先を急ぐランナーと夜叉ヶ池に行って折り返してくるランナーで狭い山道は大渋滞。
スタート時に大会側から渡された軍手をして両手を使ってよじ登る。少しでも気を抜いたら滑落してしまう危険性があって、ハラハラしながら登っていた。
こんな急な登り坂の先に本当に夜叉ヶ池はあるのか、と疑いたくなるくらい。
そんな緊張感を持って登っていて余裕が無かったので、すっかりカメラで写真を撮るのを忘れていた。
標高1,105m、ようやく念願の夜叉ヶ池に到着。
福井県岐阜県の県境の山中にある池。
こんな山奥で高所に池があるなんて信じられない。
到着した当初は霧がかかっていて、池の全容が見えなかったが、ブナの原生林に囲まれていて神秘的な光景だった。


この夜叉ヶ池には、全世界で生息地はここだけで、国内希少野生動物種(絶滅危惧?類)に指定されている「ヤシャゲンゴロウ」が生息している。隔離されたこの夜叉ヶ池における固有種だ。
そのため、人間がここに来る事自体、避けるべきなのであろうが、1年に1回、許して頂いているようだ。


夜叉ヶ池では大会スタッフに記念撮影をして頂く。スタッフ側もここまでランナーより先にやって来るなんて大変だ。何時に来ているんだろう。お疲れ様です。

夜叉ヶ池を離れる直前になって霧が晴れて、池の全容を確認する事が出来て感動した。
ここにはこういうレースで慌ただしく来るのではなく、もっとゆっくり来て夜叉ヶ池を堪能したかった。

そして、先程、両手を使ってよじ登ってきた坂道を今度は降りていく。
登りよりもこっちの方が怖い。霧がかかっていて、崖下が見えないだけマシ。

山道が終わり、来た道を降りる頃には雨が降り始めた。昨日の猛暑よりはマシ。涼しくて気持ち良かった。
下り基調で走りやすく、2日目のスタート地点であった坂内小中学校に戻って来た。ここで93km地点。

ここからは昨日来た道の折り返し且つ雨で景色も何も無かったので、結局、何も写真を撮らなかった。
奥琵琶湖から揖斐川下流に向かってひた走り、揖斐峡を超えて、池田山の裾野を走り、スタート&ゴール地点の神戸町へ戻って来た。
ゴール近くの神戸町公民館ではこんな雨の中でお祭りをしていた。
ただ雨の中でずっと走ってきたランナーは祭りを無視してとにかくゴールを目指す。

神戸町公民館が見えてきた!

無事、完踏!


もう!
2日間に亘る大会で、山道を含めての45km+90kmという初めての経験で戦い方が分からず、初出場の洗礼を浴びてしまって、2日目なんて90km走るのに13時間もかかってしまった。
2日目は1日目のような猛暑ではなく、雨が降ってくれて涼しかったし、夜叉ヶ池を折り返した後はほぼ下りだったので助かった。1日目のような猛暑での90kmだったらやばかったかも。
自分の不甲斐なさにがっかりだったので、雨で冷えた身体を温めるために、神戸町中央公民館の隣にある温泉で身体を癒して、完走の余韻に浸るのも束の間、すぐに帰阪した。
でも、暑さに雨、アップダウンの多さ、山道とこれまでにない体験が出来て、自分はまだまだだと思い知らされ、辛くも楽しい2日間だった。 今後に生きる良い経験が出来た。