全米オープンテニス備忘録
8月末から始まった2017年最後のグランドスラム、全米オープンテニス。
錦織圭選手は怪我で欠場、ジョコヴィッチもマレーもワウリンカもトップ選手がみんな怪我。
結局、スポーツ選手にとって最大の敵は怪我、つまり自分だ。世界を転戦して戦うテニス選手はハードだ。
こうなったら注目は、フェデラーとナダルしかいない。
そんな2人に負けないくらいの勢いがあったのが、こちらは怪我から復活したファン・マルティン・デルポトロ。
かつて全米オープンテニスを制した彼が怪我に泣かされてランキングも落ちてどん底を味わったのに、ここに来て復活。
彼の出身国であるアルゼンチンのファンもラテンのノリで大盛り上がり。
その勢いで、準々決勝でウィンブルドンを制したフェデラーを倒した。完全復活だ!
そんなデルポトロの勢いを止めたのがナダル。さすがだ!
決勝の相手は、なんともう片方の山から上がってきたのは、誰も予想していなかった南アフリカ共和国のケビン・アンダーソン。
そんな彼を決勝で一蹴してナダルが全米制覇!
2017年は往年のテニスファンにとって素晴らしい1年だった。
2016年までトップで活躍していたジョコヴィッチやマレーが怪我で本調子ではない中に、全豪はフェデラー、全仏はナダル、ウィンブルドンはフェデラー、全米はナダルと、我々が大好きなレジェンド2人が交互にグランドスラムを制するという、かつてよく見ていた光景をまた見る事が出来て、本当に楽しかった。
2018年も2人の活躍が見続けられるのか、楽しみだ!