高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 えびす・だいこく100kmマラソン:2週連続の100km完走!島根ウルトラの神、リーチ!!

2018年5月27日日曜日、えびす・だいこく100kmマラソン当日。
前日と同様に、松江駅前から大会バスで美保関に移動して、朝5時、商売繁盛の神様、恵比須様を祀る美保関の美保神社をスタート。
100kmを漢字表記すると、「百粁」と書くのを初めて知った。


島根県ゆるキャラしまねっこ」、出雲大社の社を頭に被って、綱を首に巻いてかわいい。もっと人気が出てもいいと思う。


スタート直後、我々と違ったゼッケンをしているランナーがいた。
これは、本大会を10回以上完走したランナーに与えられる「えびす・だいこくの神様」で、永久ゼッケン番号になっている。
彼らに尊敬の念を抱きながら走った。

序盤は日本ジオパーク認定の島根半島北岸の自然が造り出す造形美を見ながら、漁村を巡るアップダウンが激しい海岸線のコース。
大自然を堪能しながらのランは楽しかった。


13km地点の有名な七類港。メテオプラザというらしい。近くに隕石が落ちたからだそうだ。


コースには、エメラルドグリーンの海に、須々海の洗濯岩や加賀潜戸という名勝地があった。


海岸線コースという事もあってアップダウンが多く、35km手前のチェリーロードや45kmの島根原子力発電所辺りで始まる片句の山越えという登り坂も序盤なので、頑張って走って登った。


50km以上に亘って走って来た海岸線コースが終わりを告げ、島根県の内陸部を走って、55km地点の鹿島エイドがレストステーション。
日中になって暑くなってきたが、太陽は雲に隠れていたので、暑さはそれ程気にならなかったものの、前半で登り坂を走って乗り越えたことで、体力が無くなってきて、60km辺りが一番辛かった。
70km手前で宍道湖沿いの交通量が多い国道431号線に出た時には、再び宍道湖を見られて感動。


ただ、ここから延々と約30km、超フラットコースが続く。
右手には一畑電車が走り、左手には自動車が走り、時には通り過ぎる自動車の助手席やバイカーが声を掛けてくれて嬉しかった。
また、一畑電車と並走することも。

75km地点の津乃森エイドでは、宍道湖しじみ汁を食べてひと休み。

80km以降は宍道湖を離れての市街地コース。
延々と出雲市内のフラットなコースを走っていく中で、ようやく目指すべきゴールである出雲大社の案内標識が見えてきた。
やっとゴールが見えてきて、ホッとした。

根気良く、粘り強くとにかく走り続けてようやくあと2km!


そして、観光客の数が増えてきて、縁結びの神様、大黒様を祀った出雲大社の大鳥居を右手に発見!ようやくここまで来た、感動!!

出雲大社に向かう神門通りを少しだけ駆け下りて、大社町交通広場がゴール。


ゴール後は、かき氷を食べて完走後の余韻に浸った。

完走タイムは、12時間21分。
序盤にあれだけたくさんのアップダウンがあるコースでは、スタート前に目標にしていた12時間以内の完走はやはり無理だった。
体力が最後まで続かず、後半のフラットなコースは苦しかったが、無事完走できて良かった。
野辺山ウルトラに続いての2週連続のウルトラマラソンという無茶をしたが、今月、萩往還250kmなどを走られたランナーの大変さに比べたら大した事ではない。

完走後の余韻と達成感に浸りながら、悠長にゴール地点のすぐそばにある日之出館のお風呂で疲れをゆっくり癒していたら、復路で予約していた出雲縁結び空港から伊丹空港への最終便の時間が近づいている事に気付き、せっかく出雲大社に来たのに参拝せず、タクシーに飛び乗って出雲縁結び空港へ(出雲大社には依然来た事があるし、独りで参拝するのは悲し過ぎるので、そもそも参拝予定は無かったが)。
ギリギリ最終便に搭乗出来て肝を冷やしたが、無事、帰阪する事が出来た。
慌ただしい1泊2日の旅であったが、これで島根県ウルトラマラソンを2大会完走出来、目指す「島根ウルトラの神」受賞に向けてリーチ!