チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン:118kmを走って富士五湖を制す!
2019年4月21日日曜日。
2019年になって初めて富士山の麓で開催される、チャレンジ富士五湖ウルトラマラソンに挑戦する事が出来た。
その存在はウルトラマラソンに出場し始めた頃から知っていたが、走力が付いた頃には、地元の岐阜県岐阜市で開催されて、毎年出場している思い入れのある「高橋尚子はぎふ清流ハーフマラソン」の日と被ってしまって出場を見送ってきたのだが、2019年は1週間ズレてくれたお陰で、ようやく挑戦する日が来てくれた。
時は来た!
しかも、いきなり富士五湖(山中湖、河口湖、西湖、精進湖、本栖湖)全てを回る5lakes部門118kmに挑戦!!
今の自分の実力と実績があれば、15時間で118kmなんてたやすいハズだという自信を胸に、前日の土曜日は11時台の新大阪発の新幹線で新富士駅へ行き、そこからツアーバスで決戦の地の山梨県富士吉田市の宿泊ホテルのエバーグリーンホテル富士へ。
意外と大阪からでも行きやすいが、帰りは19時のバスで新富士駅に戻って、新大阪駅に戻ると23時台になってしまうので、帰りがキツイ・・・
本大会は118kmの部があるだけあって、スタート時間は4時のスタートと早い。
ホテルからすぐの富士北麓公園にバスで移動して、暗闇の中でスタート。118kmの長い闘いが始まった。
すぐ夜が明けるだろうと思ってヘッデンを付けずに走っていたので、転ばないように足元を注意しながら、暗闇の中で集団走をし、13.8kmを進んだところでひとつめの湖・山中湖が見えてきて、夜も明け始めた。
夜明けと共に、素晴らしい富士山も望む事が出来た。
山中湖を半周すると、山名湖のバックに富士山を望む事が出来た。
その後の5つめのエイドであるみさきキャンプ場を過ぎた後の湖畔のサイクリングロードからの眺めが最高!
早朝の穏やかな山名湖に富士山が映り込む、噂の「逆さ富士」を走りながら望む事が出来て、感動!!
あぁ、絶景かな、絶景かな。
序盤はから出場して良かったと思える貴重な体験が出来た!
山名湖を過ぎた後は、再び富士北麓公園に戻って、2つめの河口湖へ。
河口湖に架かる河口湖大橋上に来たら、一旦立ち止まって振り返っての撮影。
ここは、かつて出場した事がある「富士山マラソン」のコースと同じだったので、この橋上からの富士山の眺めが素晴らしいのは知っていた。
河口湖大橋を渡った後も「富士山マラソン」で走った記憶のあるコースを走った。
湖畔では大阪では見頃が過ぎた桜が咲いていて、快晴の青空に、河口湖、桜、そして富士山という最高のコラボを拝む事が出来た。
山名湖の逆さ富士といい、桜とのコラボといい、素晴らしいタイミングでこの場所に来られて幸せだった。
変わり映えの無い景色が続く湖畔沿いのコースも、富士山に桜を見ながらで楽しく、全然辛くなかった。
河口湖が終わって、3つ目の西湖の入り口には河口湖と西湖を繋ぐ激坂がある。
この途中にある足和田出張所で56.4kmのエイドでひと休みした後、この坂は短いので、頑張って走って登った。
数年前の「富士山マラソン」ではここを歩いた記憶があるが、「あの頃から進化した自分は違う!」と心で叫びながらラン。
西湖の北岸もすぐに終わり、西湖と精進湖を繋ぐコースが長く感じた。
走るならこれくらいの大きさが一番だ笑
ここを走るのは118kmの部のランナーのみで、前後のランナーもまばらになった。
本栖湖の入り口の本栖湖県営駐車場でひと休みした後は、5つめの本栖湖を1周するためにラン再開。
本栖湖を半周した後のエイドでは、千円札に描かれている富士山の風景はこの場所であった事を教えて頂いて感動。
そうか、千円札に描かれている富士山は、本栖湖をバックにした富士山の眺めだったのか!
79.2kmのエイドを過ぎた後は、ただゴールのある富士北麓公園に戻るだけ!
気持ちも楽になって、残り37kmのラン。
本栖湖を1周して、西湖の南岸を走ったところで99.2kmの西湖公民館のエイドを11時間で通過。
出場前から「99km地点の制限時間が12時間25分」と聞いてビビっていたが、野辺山ウルトラの馬越峠や丹後ウルトラの碇高原のような歩かざるを得ない長い長い登り坂はチャレンジ富士五湖には無くて、走れるアップダウンのみだったので、懸念していたこの関門を余裕で通過する事が出来て、ほっとひと安心。
西湖の南岸のコースを走っているところで100kmを越えたものの、まだまだ脚は残っていて走っていられ、同じコースを疲労困憊で歩いている3lakes、4lakes部門のたくさんのランナーを走って抜いていける自分の走力が嬉しかった。
西湖と河口湖を繋ぐ下り坂も快調に走って下った。
河口湖南岸のコースを走って河口湖が終わった後は、最後、富士北麓公園に向かうだけ。
往路と同じコースを走って、113kmの河口湖ステラシアターに到着。
この後は残り5kmでゴール目前なのだが、直後のダラダラと続く2kmの登り坂を走れなくてイライラした。
今思えば脚はまだまだ余裕があったので、みんなと一緒に歩くのでは無く、自分に厳しく、走れば良かった。まだまだ自分に弱いなぁと反省。
2km登った後の残り3kmは下り坂のみなので、残った走力で下り坂を激走!
富士北麓公園に戻って来て、コース沿いの方々からの祝福を受けながら、無事、118kmを完走し、ゴール!
暗くなる前に富士北麓公園に戻ってこれたので、富士山をバックに完走写真!
のつもりが、ガスっていて富士山がよく見えなくて残念。
来週、同じ富士山の麓で開催されるトレイルランニングの国内最大イベントのUTMFよりひと足早く訪れ、無事、富士五湖(山中湖、河口湖、西湖、精進湖、本栖湖)をやっつける事が出来た!
完走タイムは13時間27分。
あわよくば12時間台を狙ったが、午前4時スタートの第1ウェーブで速いランナーとの集団走で勝手に煽られて、前半50kmがサブ10ペースで走ってしまったために、後半はペースが落ちてしまったものの、小刻みに続くアップダウンも含めて大きな崩れ無く、118kmを通してほぼイーブンペースのキロ6分台で走れたことに満足。
暑からず寒からずの快晴のベストコンディションで気持ち良く走れたし、早朝の山名湖での「逆さ富士」や富士五湖と富士山との絶景コラボ、葉桜な大阪では見られない満開の桜を見ながらのランを堪能できた。
2週間後のG.W.の最後にある2019年前半のメインレースのひとつに向けて、良い弾みになって自信がついた。
それに、最高のコンディションの中での富士山を見ながらのランは最高に気持ち良かった。
ランナーズウエルネス主催大会の完走メダルは相変わらず重厚で豪華!