星の郷八ヶ岳野辺山高原100kmウルトラマラソン:3回目の完走!やっとこの難コースを攻略!!
2019年5月19日日曜日。
3回目の星の郷八ヶ岳野辺山高原100kmウルトラマラソン当日。
2時過ぎに起きて準備して、グレイスホテルのロビーに待機していたら、昨晩にご一緒したワダさんと再会。再び一緒にスタート会場までバスでご一緒させて頂いた。
スタートの5時が近づいて来ると、夜が明け始めて八ヶ岳連峰を背にスタート位置に整列。
昨年はスタート時点で極寒の2℃くらいで、急遽、手袋を買ったのを思い出したが、今年は全然寒くて、絶好のウルトラマラソン日和だった。
スタート直後はお馴染みのスタート地点周辺のコースをアップのようなランニング。
10回完走したランナーにはデカフォレストの称号が与えられるが、20回完走したランナーに与えられるのがイプシロン。
その偉大な功績がひとめで分かるゼッケンを付けられているランナーと何度もすれ違った。
この野辺山のコースを20回も完走しているとは信じられない。
今年も見事な八ヶ岳連峰を望みながらのラン。素晴らしい景色。
そして、宿泊したグレイスホテルのそばにあるJR鉄道最高地点のモニュメント前も通過。
ここを過ぎると、登りが始まってトレイルが始まるのだが、今年は昨年の台風でコースが通行禁止になってしまったので、トレイルのコースがなくなり、全て舗装道路になった。
10km地点も例年と異なるので、新鮮。
23kmの林道ゲート辺りまでは新コースで、主に小刻みなアップダウンがある畑のコースがメイン。
前半は今年も八ヶ岳連峰を見ながら気持ち良く走れた。
走りやすくなったけど、あの前半のコースがあっての野辺山のような気がするのは自分だけではないはず…
35km手前の稲子の湯エイドの後の登り坂も、みんな歩いている中に走って登りきり、一気に下り、42kmの八峰の湯に余裕で到着。
長い下り坂を下って、50kmの小海中学校のエイドを過ぎ、長閑な小海町を走って、大嫌いな北相木村の往復。
初出場の時は暑くてこの折り返しで苦しんだが、昨年も今年もその覚悟が出来ていたので、難なくクリア。
往復のすれ違いでは、ラン友のヒラタさんやタカムラさんとすれ違って、健闘を讃え合った。
そして、70km手前から登り坂が始まって、2つ目のレストステーションである滝見の湯に到着。
この後にやって来る難関・馬越峠に備えてゆっくりしていたら、前夜祭で知り合って、この日、ずっと追っていたワダさんに完全に置いて行かれてしまった。
74kmの馬越峠の入り口に到着。いよいよやって来た。
過去2回、馬越峠は全歩きだったが、今年はここまでの坂道は走って登って、馬越峠は少しだけでも走ろうというのが目標。
馬越峠の途中2km迄のエイドは頑張って走って登ったが、そこからは歩きで残りの3kmを登った。
馬越峠の最高点にある79kmのエイドに到着。
本来は前半のトレイルの途中にあったコース最高点の看板が、今年はここにあった。1,620m。
下り坂を駆け下りて、その勢いで87kmの川上村公民館のエイドに到着。
昨年はこの先で気持ち悪くなって走れなくなって崩れてしまったので、ここからが勝負!
90kmのだらだら続く坂道がきつかったが、何とか走って登り、フラットな数キロも何とか走って、やっとゴールが見えてきた。
野辺山のコースは最後の10kmが本当にキツイ。
疲れていない脚であれば、こんなフラットなコースはワケ無いのだが、90kmを越えてのこの単調なコースは、今年もキツかった。
そして、今年も無事レッドカーペットが見えてきた!
アナウンサーから『大阪から来られた大木さん、3回目の完走で、デカフォレストまであと7回!』と言われ、苦笑い。
野辺山を制するものはウルトラを制す
と言われているウルトラマラソンの中でも屈指の難コースである野辺山に3年連続で挑戦し、今年も無事完走!
暑くもなく寒くもない絶好の気候に、G.W.の長崎橘湾岸スーパーマラニックでの217kmを通しての坂道の連続で登坂力もメンタルも鍛えられたのか、70km過ぎの難関・馬越峠以外の坂は走って登れ、昨年胃痛でペースダウンしたラストの苦手なフラット10kmも走れ、目標通り11時間台で完走。
3年目にしてようやく満足な走りで野辺山の難コースを攻略出来たので、大阪からは不便だし、これで野辺山は卒業!
…と思いきや、前夜祭でご一緒した方はあの長い長い馬越峠の登り坂を走って登っていた事を知り、『馬越峠は歩くもの』と決め付けていた自分を反省。
自分の甘さを思い知らされ、来年は…と思い始める始末。
今年も大きくてずっしりとした完走メダル。