高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

いだてん、人見絹枝物語、菅原小春さんの迫真の演技に感動

2019年7月7日日曜日。

土曜日のランで梅田から堺筋本町に戻って来た頃に、右足のヒラメ筋に張り感を感じたので、日曜日の早朝ランで長い距離を走るのは取り止め。

十分に休足して、夜走ってみたら、やはり張り感が続いており、この状況は以前、小江戸大江戸200kで初めて200kmという超長距離を完走した後に、ムリをして走ったら、ふくろはぎを攣ってしまって走れなくなってしまった時の前兆と同じ状況なので、来週のレースに向けてこれはヤバイと思い、最後は歩いてしまった。
来週のレースに向けてこの状況は危険。

走った後は、屈んで行うヒラメ筋のストレッチをしっかりしたものの、張り感は続いているので、仕事終わりにマッサージに行ってメンテナンスする事が急務だ。

これまでは100kmやそれ以上を走ってもこんな張りは無くて、自分の体質が関係しているのか、足が攣ることは全く無いのだが、この状況は脚に相当疲れが溜まっているようだ。

 

そして、この日に放送された「いだてん」は神回だった。
この日の内容は、日本の女子スポーツの第一人者である人見絹江のエピソードで、彼女の偉業はしっているのだが、人見を演じる菅原小春の演技が素晴らし過ぎた。
岡山の女学校で抜群の身体能力で陸上競技で世界記録を次々と塗り替え、周りからは「怪物」「化け物」「六尺さん」などと揶揄され続けたものの、初の日本人女子選手としてアムステルダム五輪に出場。

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しかし、国民からのプレッシャーに押しつぶされ、期待された100メートルでは予選落ちしてしまう。

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そんなレース後、このままでは日本の女子選手の夢や未来が絶たれてしまうと、未経験の800メートルへの挑戦を決意して泣きながら六花ルームで監督に直訴する際の名セリフ。

「男は負けても帰れるでしょう。でも女は帰れません。負けたらやっぱり女はダメだ。男のまねして走っても役に立たないと笑われます!」

と思いをぶちまけ、

「お願いします!800mもやらせてください!!」

と全く練習も準備もしていない800mへの出走を直訴。

その結果、レース本番では見事な激走を見せ、銀メダルを獲得。

最初、これだけの芸達者で豪華なメンツが揃うこのドラマにおいて、この重要な役を何故、演技初心者の菅原小春という方にしたのかが甚だ疑問で、これまでの演技も慣れていない雰囲気が見て取れたのだが、この日の号泣して出走を懇願する迫真の演技は感動を覚え、自分も涙腺が崩壊した。

そうか、これまでのあのぎこちない雰囲気も演技だったのか。このギャップにはやられてしまった。

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同様の感想の視聴者は多かったようで、Twitterなどではかなりの話題になっていた。

そんな日本人女子で初めてオリンピックでメダルを獲得した人見選手は、銀メダルを獲得しての帰国後、女子スポーツ普及活動の疲れが祟ってしまったのか、24歳の若さで亡くなってしまうとは、何て残酷なのか。
この後の水泳の前畑選手が活躍するエピソードも楽しみだ。
はて、一体、誰が「いだてん」はつまらない、視聴率が低いなんて言っているんだろう・・・

この神回はそういう事を言っている人達を黙らせたような気がする。