高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

みちのく津軽ジャーニーラン:人生最長の263kmの2回目の完走に向けてスタート!

2019年7月13日土曜日。

第4回みちのく津軽ジャーニーランのスタートの日。

遂にこの日が来てしまった、昨年に続いての2回目のみちのく津軽ジャーニーラン。

昨年、ラン友のミズカイさんのお誘いでエントリーしてしまって挑戦した結果(結局、ミズカイさんはお仕事のご事情でDNS)、人生最長の263kmという考えられない距離(それまでは小江戸大江戸200kの204kmが最長)、初の二晩オーバーナイトランの初物尽くしの洗礼を受け、2日目の夜には激しい眠気に襲われ、走りながら寝落ちするという危険な体験をした上に、最終日はうだるような酷暑でフラフラになって地獄を見て、後半、大失速してしまったものの、周りのランナーやボランはティアの方々の助けを得ながら、何とか50時間をかけてゴール出来た。

制限時間が51時間なので、まさにギリギリのゴールだった。




無事、完走したのだから止めておけばいいのに、その時は人生最長距離を完走出来た喜びと共に、後半、眠気をコントロールできずに醜態を晒した悔しさが残っていたので、今年もこの正気の沙汰ではない超ウルトラマラソンへの挑戦にエントリーしてしまった。

つくづく変態でドMな病気である自分に笑えたが、挑戦するのであれば、眠気をコントロールしながら、263kmを48時間以内で完走する事を目標にこの日を迎えた。

「眠気をコントロールする!」と目標を掲げながら、ここのところの仕事の忙しさで、金曜日中に仕事と準備が終わらずに、結局、寝たのは土曜日午前2時くらいで、土曜日は朝から飛行機で弘前に移動であった事もあり、確実に睡眠不足の状態で挑戦せざるを得ない状態になってしまった。

土日月と連絡が取れなくなってしまうので、已む無し。

少しでも寝不足を解消しておくためにも、伊丹空港から青森空港までの飛行機や青森空港から弘前駅までのバスは爆睡して寝ておいた。

弘前文化センターホールでの12時30分からの選手受付、13時30分からの選手説明会に向けて、弘前駅に12時前に到着。

再び弘前にやって来てしまった。ここのところの7月の夏らしくない暑さの影響で、今年は昨年程、暑さを感じなかった。

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駅には、2020年の弘前さくらまつりのポスターが貼られていた。

みちのく津軽ジャーニーランのスタート地点でもある弘前城と言えば、桜。

桜の散った花びらで埋まったピンクのお堀があまりにも有名だ。

いつか春にも来てみたいなぁ。そして、桜ミクがかわいい・・・

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朝からまともなものを何も食べておらず、17時にスタートしてしまったらゆっくり食べていられなくなるので、駅のコンビニで大量に食料を購入して、タクシーで弘前文化センターへ。

センター内の待機室に向かうと、昨年のこの大会で龍飛崎の直前から今別のふれあい文庫の辺りまで道案内などでお世話になって、その後も小江戸大江戸200kや先日の長崎橘湾岸スーパーマラニックでもご一緒した超ウルトラランナーのオオハシさんにお会い出来て、いろいろとお話しながら準備を進めて、13時30分からの選手説明会に臨んだ。

263km、3日間に亘る大会なので、2時間使ってみっちり説明を聞いた。

昨年、直前にあった西日本豪雨の影響でDNSだったが、今年は招待選手として出場される谷水選手(無くなってしまった萩尾間で250kmの部完走後に70kmの部も走られる超ウルトラランナー)や昨年ダントツで優勝し、その他の超ウルトラマラソンの大会でもダントツ優勝されているこの業界で超有名な世界で活躍される、世界の高橋選手がお話されていて、とても興味深かった。

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その後は、一番重要な263kmに亘るコースのチェック。

昨年とほぼ同じなので、頭の中に入っていて大丈夫と思いながらも地図を見ながら再チェックした。

15時30分に説明会が終わった後は、263kmの長旅に備えて準備の続きをして、16時30分にはスタート地点へ。

ウルトラマラソンに挑戦する変態ランナーは少ないし、全国的に超ウルトラマラソンの大会も少ない上に、こういう大会に挑戦するランナーは自分と同じようにどれだけ苦しい目に遭って極限状態を味わっても、完走したらその苦しみは翌日にはすっかり忘れてしまって「来年も出場しよう!」と再び挑戦するような病的でドMな人ばかりなので、こういう超ウルトラマラソンに出場すると顔見知りがすぐに見つかり、スタート地点の弘前城弘前公園東門はさながら同窓会のような盛り上がり。

自分も昨年の同大会でお世話になった、コオリヤマさん、オオニシさん、オオツカさん、ご挨拶してお互いの健闘を誓いあった。大会直前にご親族にご不幸があって残念ながらDNSになってボランティア側に回られたクドウさんとも再会し、この日に至る迄にコース中にあるコンビニに事前に挨拶回りなどをして頂いた事を御礼した。この後の道中ではヒラタさん、ムロヤさん、ムトウさんとも再会。

普段のレースではひとりで走ってばかりで、ラン友がいても参加者が多過ぎて会えない事もしばしばなのだが、超ウルトラマラソンともなると参加者数が少ないので、知り合いの少ない自分でもこの大会はラン友が多くいて、長い道中、その方々と一緒に走るのも楽しみ・醍醐味のひとつ。

7月13日土曜日17時、第4回みちのく津軽ジャーニーラン、スタート!

2回目となる人生最長の263kmにも及ぶ長い長い大人の遠足が始まった。

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