高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

奄美HANAHANAウルトララン:最高の奄美大島、最高の102.5km!奄美大島に魅せられた!

2020年2月2日、奄美HANAHANAウルトララン当日。

真っ暗の中にAMA TERRACEの方にまーぐん広場まで送って頂いて、午前6時にスタート。

冬なのでまだ真っ暗で、蛍光ライトとヘッデンをつけてスタート。

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海岸線に出ると、そこからは夜明けで徐々に明るくなる絶景を見ながらゆっくりラン。

立ち止まって見とれる程の夜明けが素晴らしかった。

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宿泊先であったAMA TERRACEとアヤマル岬の前も通過。

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奄美大島を北上して最初のチェックポイントである笠利岬に到着。

本来であれば、笠利岬の灯台の手前で折り返しだが、この大会でタイムを狙っているワケではないし、せっかくここまで来たので、スタッフの方に薦められて、コースを外れて笠利岬への灯台へ階段を上って見物してきた。

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この大会はコース中の絶景はもちろん、エイドも充実していて、ここではたくさんのパンを戴けた(エイドが少ないためでもあるのが)。

序盤なので、ここでは食べなかったが、この大会において、携行補給食は不要だったかも。

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笠利岬の後は南下して、再びまーぐん広場へ戻る。

途中、のどかな島の風景を見ながらのランでとても癒された。自分はストレスフルな毎日から離れたこれを求めていた。

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そして、島の南部を1周して30km走り、スタート地点のまーぐん広場に戻って来た。

スタッフの方々からおにぎりやスープなどを戴いて腹ごしらえ。ここまではウォーミングアップ。ここからが本番だ。

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まーぐん広場を再出発した後は、絶景の繰り返しだった。

大会側が海岸線沿いのコースを準備してくれたことに感謝。

一部、昨日も名瀬まで行く途中に通った道を走り、途中、その道を外れたなぁと思っていたら、その理由が分かった。

坂道を登ると、眼前に美しい海が見えてきた。奄美大島でも有数の絶景ビーチである崎原海岸だ。

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そして、コースは崎原海岸を見渡せる絶景ポイントへ。

エメラルドグリーンの海に白い砂浜、天気も快晴で、最高のコンディションでここに来る事が出来た。

ここに来た時は、本当にテンションが上がって、最高のひと時だった。

何だろう、ここは。天国・楽園だろうか。と見紛う程の素晴らしい場所だった。

ランなど忘れてのんびりしたい気分だった。

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本大会はリレーの部(何人でも参加可)があるのだが、ここから先、最少人数の3人でタスキを繋いでおられた東京のチームの方々とゴールまでほぼ同じペースで走っており、そのチームの方に写真を撮って頂けた。

この笑顔。この場所に来れば、誰でもこの表情になるわ。

丹後ウルトラの青緑色のウェアが海の色とマッチしていて、ベストコーディネート。

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ずっとここに居たかったが、絶景の崎原海岸に別れを告げた後、40km手前で第3チェックポイントの喜瀬漁港に到着。

ここのエイドではジェラートなどを戴けた。日が出てきて暑くなってきたので、とても嬉しかった。いろいろな味があって選べなかったが、自分は甘夏ハニーソルベを選択。美味しかった。エイドが充実過ぎる!

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その後も海岸線沿いのコースを走って、海の美しさを再認識。

マングローブにこの美しい海、如何にも島らしい風景。島ラン、最高!

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前日にケンゴさん方と寄った鶏飯を食べたひさ倉や黒糖焼酎奄美大島酒造の前を通った。

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この先には、1月にひと足早く開花する濃いピンク色が特徴的なヒガンザクラが咲いていた。

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この後、前日とは異なり、我々は右折して、西郷隆盛奄美大島に蟄居した際に暮らしたと言われている龍郷へ。

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第3チェックポイントの喜瀬漁港を過ぎてから約13km走って、第4チェックポイントの龍郷漁港に到着。

ここではイカ墨スープを戴けた。真っ黒。

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エイド間隔が普通のウルトラマラソンより長く、暑くて喉がカラカラだったので、大好きなグァバジュースを自販機で購入して潤した。

12月に沖縄でも堪能したが、奄美大島でもありつけるとは。奄美大島は、鹿児島県ではけれど、自販機は沖縄とほぼ一緒だった。

自販機でグァバジュースが飲めるここら辺の方々が羨ましい。本州ではまずありつけない。

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龍郷漁港の後も崎原海岸に負けないくらいに素晴らしい海だった。

テンションが上がって何度も立ち止まって同じような海の写真を撮りまくって、自分に呆れてしまった。

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途中、西郷隆盛が住んでいた場所も通過。

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途中、海岸線のコースを外れて、急な登り坂へ。

60km以降に急な坂があると聞いていたので、これではないよなぁと思いながら走って登ったが、すぐに登りは終わり、下りきった直前にソテツの群生が向かい側の山に見えた。写真では見えにくいが、明らかにその他の木々と異なる姿。スゴイ。

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再び海岸線のコースへ出た。

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次は、バショウの群生地だ。

地元の方に「あれがバショウですかぁ」と聞きながら、海だけではなく、山側も見ながらのラン。

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海岸線の集落を過ぎて、眼前にトンネルが見えてきた。

これが有名なかがんばなトンネルだ。全長29mの短いトンネルとして有名。

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年に数日のコンディションがいい日にこのトンネルに夕陽が入る事を「龍に目が入る」と言うらしい。

これが以前テレビで見たことがあった場所かぁ。

そんなレアな光景を生で見ることは叶わないので、写真でそれを見れて感動した。

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そして、第4チェックポイントである龍郷の里に到着。

ここで塩パンなどを食べて休んでいると、後ろから東京のリレーチームのサポートカーがやって来て、そこにはカオリさんが同乗されていた。

ここに来るまでに体調不良でDNFされてしまったとのこと。残念だった。

自分はエイドの方々にエールを送って頂いて出発した直後、このコース最大の難関である峠越えの坂道がやって来た。

最初は走って登っていたが、さすがに走れず、歩いて登った峠の頂上では、ヒガンザクラが満開だった。

ここはヒガンザクラのスポットのようだ。

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ここでも東京のリレーチームの方々と同じペースで、写真を撮って頂けた。

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峠の頂上からはダラダラと長く小刻みなアップダウンが続くコースを走って、第6チェックポイント本茶峠76kmに到着。

そこから登った分を一気に下る。その下り坂にはヒガンザクラが満開で、最高の花見ランだった。

そうか、大会側はこのヒガンザクラを見せたくて、あんな峠越えをさせたんだと実感。

前半は海の青、後半サクラのピンク。

この大会は絶景と共に色を楽しむ事が出来て、最高のコースだ。

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下り坂を下って、一時、東京のリレーチームのランナーと一緒にコースをロスとしながらも、82kmの町田酒造に到着。

ここからは来た道を戻って、ゴールのまーぐん広場に向けて、延々と来た道

を戻るだけ。

島らしいガジュマルの樹などを見ながら、ひたすらラン。

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宿泊先として候補に挙がっていた、奄美リゾートばしゃ山村の前も通過。ここも良さげ。

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17時を過ぎて陽も落ち始めた。何とか夜更け前にゴールしたい想いでラン。

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最後のチェックポイントである味の郷かさり96km地点に到着。ちょうど18時で営業終了のタイミングだった。

ゴールまで残り6km。ここを過ぎた辺りで、残念ながら日が暮れてしまって暗くなってあったので、再びヘッデンを装着。

もう最後なので、最後の力を使ってペースを上げて激走し、無事、まーぐん広場に戻って来てゴール!102.5kmを無事完走!!

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もう本当に楽しい100kmだった。

久し振りにウルトラマラソンの楽しさを痛感出来た12時間だった。

絶好のコンディションの中で、前半は本州では見られない海を見ながら走る事が出来、エイドで地元の名物を堪能でき、後半はヒガンザクラを見ながらのひと足早い花見ランもする事が出来て、終始テンション高く楽しくて、全然辛さを感じなかった。

これこそがウルトラマラソンの醍醐味だ。島ランはやっぱり最高だ。

まーぐん広場近くの銭湯で汗を流して着替えた後は、ヒラタさんとカオリさんと合流して、隣の居酒屋「ガジュマルの樹の下」でビールと地元の料理を堪能(ケンゴさんや内ウツミさんのゴールには立ち会えずに残念)。

 

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メッセージが面白く、102km、12時間半の道中を思い出す完走証。
参加ランナーも少なく、各地のウルトラでお会いするラン友の方々と道中話しながらで走り、駅伝の部もあり、30km以降、ゴールまで東京の駅伝チームと抜きつ抜かれつのほぼ同じペースでエールを交換しながらで、ウルトラの醍醐味を感じながら102kmの旅だった。
最高の1日だった。

完全に奄美大島に魅入られてしまったので、来年もまた来たいなぁ。