高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

山の辺の道&大和三山堪能ラン

2020年4月11日土曜日。
新型コロナウイルス蔓延に伴う自粛モードの中、ひとりでのコソ練として、先週の太陽の道ウルトラマラニック前半コース試走でも一部走った山の辺の道へ再度行き、山の辺の道を全て堪能してみる事にした。
2018年11月に出場した「いにしえの道マラニック」で走った時にこの山の辺の道を知り、一度走ってみたいと思っていたので、2020年3月以降のレースが軒並み中止になって週末が暇になってしまったことに伴う週末のロングランの舞台としてここを選んだ。
マスクをして感染予防対策の上で、大和西大寺乗り換えで天理駅迄、電車で向かい、そこからラン開始。
初めて近鉄天理線の終着駅の天理駅で降り立った。JR桜井線の駅も併設。
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広大な土地に天理教の協会本部や天理大学などの特徴的な建物が並ぶ。
奈良マラソンの折り返しでここに来て、奈良大学のエイドでぜんざいを食べた事を思い出した。
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まずは、そこを過ぎて山沿いにある石上(いそのかみ)神宮へ。
「いにしえの道マラニック」でここは序盤の深夜に通過したので、日中に来て参拝するのは初めて。
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境内には放し飼いにされたにわとりがたくさん。逃げずに境内をウロウロ。こうしてにわとりにじかに触れ合えるのは珍しい。
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石上神宮を参拝。深夜に来た時は参拝せずだったので、今回が初めて。
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石上神宮の境内から、いよいよ山の辺の道のランニングスタート。
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舗装路とオフロードの繰り返しで、走れるくらいのアップダウンがあって走りやすく、人が少なくて、とても気持ち良かった。
竹ノ内町の辺りで視界が空け、その山裾から一望出来る大和平野にはとても癒された。
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途中の休憩ポイント、山の辺の道や登山などを楽しむ方々も立ち寄る天理市トレイルセンターに到着。
以前のいにしえの道ではここから山の辺の道を走り始めたのを思い出した。
センター前のしだれ桜が見頃で素晴らしい。
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ここからの山の辺の道は初体験。
この後も見事な春ののどかな風景の繰り返しで、思わず立ち止まって見とれてしまって本当に癒された。
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春の奈良は桜だけではなく、山の辺の道沿いにはアブラナの畑もあり、その黄色が山の辺の道を歩く我々の目を楽しませてくれた。
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途中、山の辺の道を離れたところから山の辺の道の後に目指す予定の大和三山を一望できる場所があったので、立ち寄ってみた。
確かに、右から大和三山耳成山畝傍山、甘香具山の低山が見られる絶景だった。
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下を向くと、黄色い小さい花が。ミヤマキンポウゲが。健気に咲いていて美しい。こういう花が好きだ。
最近、インストールしたスマホアプリの「Picture This」で花の写真を撮ると、すぐに花の名前を教えてくれるので、こういったランニングでの必須アプリだ。
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山の辺の道にはもちろん人家もあり、そこでは無人の販売所も多数。ランニングでもしていなければ、買っていきたいところだ。
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走して走っているうちに、山の辺の道も終わりが近づいてきて、先週も来た檜原神社に到着。
先週と同じ道を走って、狭井神社を過ぎ、大神(おおみや)神社の手前に展望台があるというので、山の辺の道を外れて立ち寄ってみると、そこは遅咲きのシダレサクラが満開で、まさに見頃だった。
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展望台からの眺め。これから向かう大和三山が見えた!
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こうして山の辺の道を走り終えて地上に降り立った後は、Googleマップを見ながら、桜井市橿原市を走って大和三山を巡ってみることに。
途中の県道沿いの田園から大和三山が全て撮影できるスポットがあり、立ち止まった。
右から耳成山畝傍山、甘香具山だ。
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最初は耳成(みみなし)山、標高139.7m。
大和三山の中で最も低山だが、シンメトリー(対照的)で綺麗な山容だ。
耳成山の周りを走って登山口を探し、登山道を登るとすぐに登頂。山頂には耳成山口神社があり、山頂は木々が茂っていて展望が利かない。
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続いて、近鉄耳成駅を過ぎて、甘香具山(あまのかぐやま)152.4mへ。
以前、ホテイアオイを見るために元薬師寺跡に走って来て、この駅が最寄りのあすかの湯に来た事があったのを思い出した。
甘香具山の山容は一番地味で、山というよりは平たい丘と言ったような感じだった。
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最後の畝傍山に向かう際に藤原京跡を通った。
広大なこの土地にかつて都があったのか、と想いを馳せた。
ここに来ると、大和三山はこの藤原京を周囲で守るかのようにあったことを実感。
藤原京跡のど真ん中から見た、シンメトリーな耳成山
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平らな丘のような甘香具山。
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これから向かう畝傍山
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最後の畝傍(うねび)山199.2mは、大和三山の中で最も高く、麓には有名な橿原神宮がある。
畝傍山にも登ろうとしていたが、登山口が分からず、時間も遅くなってきたので、橿原神宮を参拝して橿原神宮前駅でランを終了する事にした。
山の辺の道の素晴らしさを再認識できた5時間の楽しい旅だった。
橿原神宮前駅から帰宅。大和西大寺駅で中央線に乗り換えた後、長田駅で途中下車して高井戸駅との間にある極楽の湯で汗を流してスッキリ。
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しかし、奈良県はいろいろな興味深いスポットがあっていいなぁ。
この大会が無い自粛期間中はこうして自分で走る場所を探していくしかないので、また来よう。