高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

太陽の道ウルトラマラニック試走:長谷寺~室生ダム23㎞

本来であれば4月に開催されるはずであった日本100マイルクラブさんの「太陽の道ウルトラマラニック」は新型コロナウイルスの影響で9月開催に延期となり、その9月開催もどうなるのか微妙だったが、ここ最近は新型コロナウイルスの影響も落ち着いてきているので、大規模な都市型マラソンの開催は難しいにしても、小規模な大会なら開催できそうな情勢になってきた。

太陽の道ウルトラマラニック」も約20人程度のランナーが参加するレースなので、これは予定通りに開催されることを見込んで、本格的に準備をする必要が出てきた。

しかも、アップダウンが多く、トレイルもある過酷な道のり、分かりにくいコース、何よりも200㎞という距離に対して、直近のレースが2月末の小江戸大江戸200kで204㎞を走って以来のレースということで相当な不安があった。

レースが無くなった事で満足に練習が出来ておらず、その走力で果たしていきなり200㎞を完走できるのか・・・

その不安を少しでも軽減するために、特に分かりにくい3月に走った東海自然歩道マラニックのコースの一部を試走しておこうと、長谷寺から室生寺までのコースを試走しようと、2020年8月21日金曜日に仕事を早めに終えて、大和八木駅に移動。

大和八木駅前で宿泊したカンデオホテル奈良橿原は、展望風呂もあって素晴らしいホテルだった。太陽の道ウルトラマラニックの試走のための拠点にしても良いと思えるくらいだった。また来よう。

2020年8月22日土曜日朝、大和八木駅からこの日のスタート地点になる長谷寺駅へ各駅停車で移動。

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そして、やってきた長谷寺駅

3月の東海自然歩道マラニック、4月に浜寺公園からここまで試走をして以来、3回目。

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この日も朝から真夏日で、猛暑の中にランスタート。

長谷寺の参道を走って、長谷寺に到着。

本番では長谷寺の参拝をしている余裕なんて無いので、この機会に参拝してみることにした。

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長谷寺の仁王門の前で拝観料を支払って中へ。立派な門だ。

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仁王門をくぐると、この本堂までの回廊。よく長谷寺の写真で見掛ける。絵になるなぁ。

4月には牡丹がこの回廊の脇で満開になる牡丹祭りが開催されるが、今年は新型コロナウイルスの影響で中止だったらしい。来年、ここで牡丹を見てみたいものだ。

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どこまでも続く階段のように思える写真。

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その階段を登りきると本堂がある。猛暑なので、この階段を登るだけで汗だくだった。

そんな参拝客のために、本堂には大型の扇風機が設置されていて助かった。

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本堂の中には大きな仏像が祀ってあった。太陽の道ウルトラマラニック本番での完走を願った。

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長谷寺を参拝した後は、太陽の道ウルトラマラニックのコースを進む。

参道からの先のコースからは登りが始まる。

初瀬ダムが望める急な坂道を走って登った後にある自販機が休憩所。ランナーだけではなく、バイカーやサイクリストもここで一服。

ここでしっかり水分を補給し、持参する水分も購入して先に進む。ここからトレイルが始まる。

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3月に進んだ時の記憶と地図を見て東海自然歩道に沿ったコースを思い出しながら前に進み、山中にあるチェックポイントの高束城址に到着。

山に入ると、真夏で活動真っ盛りの藪蚊やアブが周りに寄ってきてとにかくウザくてイライラした。これは本番では虫除けスプレーが必要であることを実感。

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しかもこの時期の東海自然歩道は山道が草が生い茂っており、草をかき分けながら前へ。この暑い中にここを通る人はいないのか。

再び登って次のチェックポイントの鳥見山公園見晴台に到着。

恐らくこの先のコースでも見晴らしの良い景色が見れるのはここだけだ。

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しかし、暑い。暑過ぎる。日陰の無い見晴台では、椅子に座ったら暑いし、椅子についた汗は一瞬で乾いてしまう。ゆっくり休んでなんていられないので、先へ進んだ。

この後、試走しておかないと絶対に分からない草むらも夏で草が生い茂っていて、本当に東海自然歩道なのかを疑うような状態になっていた。

この先の山部赤人の墓に向かうまでのルートも地味に登り坂。この暑さなので、とても辛かった。

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山部赤人の墓以降は下り坂なのだが、走っているとこの暑さですぐに心拍数が上がってしまい、得意の下りも全く走れず。

下りの途中にある公民館の横の水道で顔を洗い、下りきったところにあるチェックポイントの葛神社の境内の日陰でひと休み。

この暑さの中で走るのはもう自殺行為だ。

ひと休みした後は室生ダムに向けて室生湖の周りを走る。ここも暑さで心拍数がすぐに上がって走れなくなり、早くも歩きが入ってしまう始末で疲労困憊。

長谷寺を出た後の初瀬ダムの自販機以降、コンビニはおろか、自販機さえも無く、手持ちの水分も葛神社で使ってしまい、喉がカラカラ。

室生湖沿いを走っている時は、休みながら室生ダムまでの距離をチェックしながら、「室生ダムはまだか」を連呼しながら先に進んでいた。

そんな疲労困憊な状態の中で、ようやく室生ダムに到着。

ここまでの約20㎞に亘って無く、待ち侘びた自販機にようやく有り付けた。

炭酸飲料を一気飲みして、ひと休み。

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本当はこの先のトレイルを進んで室生寺まで行く予定であったが、この暑さで全然走れないくらい疲れてしまったことに加えて、雲行きが怪しく、スマホでもゲリラ豪雨が近づいている事がWeaher Newsで通知されたので、これ以上進むのは止めにして、室生口大野駅に向かうことにした。室生寺も本番では参拝できないので、この機会に立ち寄ってみたかったのだが・・・

先週の西国街道のランに続いて、真夏のランの辛さを再認識。来月も暑さは変わらないだろうし、こんな状態で果たして本番は走る事が出来るのか、試走した事で安心ではなく、心配が増えてしまった残念な結果に・・・

でも、長谷寺から室生ダムまでのコースは登りが多いし、水分補給できないしで大変であることが分かっただけでも良かった。

本番でも覚悟して臨める。

自販機が無いので、水分の準備は必須であり、山中を進むにあたって虫除けスプレーは必携だ。

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