うつくしまふくしまジャーニーラン:レース前に仙台空港で牛タンを堪能!
太陽の道ウルトラマラニック200㎞を170㎞でDNFして、久し振りの超ウルトラマラソンであったこともあり、激しい代償が残った。
筋肉痛は当たり前なのだが、顔や腕の日焼けがひどく、特に右腕は湿疹が広がって酷い状態になってしまうという異常事態になった。これは日焼けではなく、ストレスが溜まっている時に起こる症状で、恐らくレース中の心の葛藤が起こした症状と思われた(レース後、抗アレルギー剤を服用して安静にしていた事ですぐに回復)。
そんな身体・フィジカルへの代償はすぐに治ったのだが、心・メンタルへの代償は1週間経っても全く消えなかった。
2020年最後の超ウルトラマラソンとなるレースにおいて、まさかメンタルが崩壊して冷静さを無くし、自らDNF宣言するとは情けない。
レース後に後悔の嵐が吹き荒れて、全然そちらは収まらかった。
まさに「苦しさはすぐに消える、諦めた事実は永遠に残る」を体現してしまった。
久し振りのレースで絶対にやってはいけない事を忘れてしまっていた。
そんな悔しい想いを少しでも払拭すべく、太陽の道ウルトラマラニックの翌週に、第3回うつくしまふくしまジャーニーランに出場した。
この新型コロナウイルスの影響でレースが相次ぐ中止になっている情勢であるにも関わらず、2週連続のウルトラマラソンという、マラソンシーズン中のような事態になってしまった。
この鈍った身体に、超ウルトラマラソン後で痛みが残る中にキツイが、心の痛みを少しでも癒すために出場することにした。
第3回うつくしまふくしまジャーニーランはスポーツエイドジャパンが主催している大会で、過去2回は最長250㎞の超ウルトラマラソンであるものの、今年は新型コロナウイルスの影響で、前半123㎞(南相馬~福島~郡山)、後半127㎞(郡山~猪苗代湖~会津若松~郡山)に分けての開催となった。
自分は3連休前半に開催される前半123㎞にエントリー。
新型コロナウイルスの感染者数の波も収まって来た頃で、直前の中止も覚悟していたが、無事開催となって良かった。
2020年9月19日土曜日の朝一に伊丹空港へ移動して仙台空港へ移動。
陸路で新幹線で東京経由で特急で南相馬市へ向かう事も考えたが、往路は飛行機で行く事にした。
かなり早めに伊丹空港に行ったものの、空港は大混雑。これは蜜じゃないかというくらいの混み具合だった。結局、出発時間がギリギリになってしまった。
予定通り仙台空港に到着した後、この日の17時スタートまで時間的にはかなり余裕があったので、仙台空港で早めの昼食。
仙台といえば、楽しみにしていたのが牛タン。
マラソンの舞台は福島県なのだが、食の楽しみは仙台の牛タンが一番だった。
牛タン定食の定番がコレ。厚切り牛タン、南蛮漬け、麦飯、とろろ、牛テールスープの組み合わせは最高!
ペラペラの牛タンしか知らなかった頃、仙台国際ハーフマラソンで仙台に来た時、この厚切り牛タンを食べて、その美味しさと食感に感銘を受けて、両親にも仙台空港から牛タンを発送したくらいだった。
コロナ禍で自粛中であっても、イベントは少しずつ開催されている。
ブルースリーの有名なセリフ「Don't think! Feel.」を使った「Don't think! Beer.」とは面白い。
牛タンを堪能した後は、仙台空港から仙台空港アクセス線で名取駅へ、名取駅から東北線常磐線で南下して、福島県の宮城県寄りにある南相馬市の原ノ町駅へ。
そこから歩いて、スタート地点になる南相馬市役所 原町生涯学習センターへ。
17時のスタートまで待機場所でゆっくり準備したり、仮眠したりして過ごした。
16時からの開会式&説明会は、センター前の駐車場で密にならないように集まって聞いた。
小規模であるものの、こうやってスタート前に100名程度のランナーが集まる感覚や緊張感は半年振りで新鮮だった。
そして、17時になったら2人ずつでウェーブスタート。
ジャーニーランだし、皆さん、自分と同じように久し振りのレースだろうからか、がっついて先を急いでいるランナーはいなかった。
夜通し走って、福島市を経由して二本松市を通り、郡山市へ行く、久し振りのジャーニーランが始まった。