高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

夢グレ試走会2回目:法隆寺~嵐山114㎞、分かりにく中盤コースを試走

2020年10月17日土曜日、関西夢街道グレートRUN(夢グレ)の本戦には出場しないのに、試走の2回目に参加。

(本当は2020年10月10日スタートだったが、台風14号接近のため、1週間延期。)

先日の試走と異なり、今回は法隆寺から嵐山までという100㎞超の距離を行く。

来年出場するためにも分かりにくいコースをこの試走会で覚えておきたいと思って参加した。

雨の中にJR法隆寺駅に集合し、本戦出場の方を中心に紛れて参加させて頂いた。

法隆寺駅には以前、矢田丘陵を走ったゴール地点で来たことがあった。

駅前のレストラン若竹のミンチカツ定食は有名だ。走った後に法隆寺近くで温泉に入っ

って食べたミンチカツは絶品だった。f:id:kohki3103609:20210101151821j:plain

試走会はほとんど歩いているようなペースなので、傘を差しながらのラン。こんな風にして走るのは初めてだった。

すぐに法隆寺に到着。

法隆寺境内は以前散策済み。世界遺産&国宝だけあって、入るのに1,300円くらいしたハズだ。

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法隆寺の裏手に進んだところでエイドがある。

ここから松尾山の登り。途中から近畿自然歩道の山道を登る。

その後、本戦のルートではない松尾寺にも立ち寄り、「ここは本戦のルートでは無いよ。」と教えて頂いた。

少し戻って山道の途中で左折して松尾山の山頂へ行き、矢田丘陵のコースの途中にあった国見台展望台へ。

以前もここに立ち寄った時は奈良盆地の良い景色が望めたが、この雨ではその景色も見れず。

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矢田丘陵のコースを横断する形で矢田寺へ向かう。

この山道も間違えないように注意が必要だった。

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矢田寺に到着。以前は松尾寺には寄ったが、矢田寺に来るのは初めて。ここは6月に紫陽花で有名だそうだ。

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矢田寺を過ぎた後は先導していたマリリンさんが外れ、参加ランナーだけで走って進んだ。

ここからはしばらく奈良盆地の市街地コースを進む。

大和郡山市総合公園の前を通り、富雄川を渡らずに左折。そして、登弥橋を渡って登彌

(とみ)神社の前を通る。この後も試走をしていないと分かりにくいコースを走って、薬師寺に到着。

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薬師寺の前を過ぎて秋篠川を渡って左折し、奈良西の京斑鳩自転車道を北上。

途中、昼食で「がっつり亭」という大阪では見られない奈良県内のチェーン店に寄った。

ここは名前からも料理の量が多いだけではなく、定食を注文するとカレールーが食べ放題、というサービスがある。若者やガテン系の男性に人気がありそうだった。

そのすぐ先が平城宮跡だ。本戦ではここにもエイドがある。雨の朱雀門の前で記念撮影。

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相変わらず広大な土地が広がる。真ん中を近鉄電車が走っている光景も珍しい。

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今回の試走会が秋であったこともあり、市街地を走っていると民家の軒先にはキンモクセイが植生しており、その強くて良い香りがところどころで漂っていた。

離れていてもキンモクセイが植生されていることが分かった。

かつてトイレの周りに植生されて匂い消しに使われていただけある。

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県道751号線の単調なコースをずっと北上。ファミリーマート木津川久保店で休憩して北上し、細い道を入ってJR西木津駅へ。

西木津駅無人駅で、これが駅?と驚いた。

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JR西木津駅を過ぎると、次は単調な木津川の堤防沿いコースを進む。

堀池橋でマリリンさん&ナビさんがサポートカーでエイドを設置してくれており、休憩。

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ここから山城大橋までずっと単調な堤防をひた走る。

山城大橋に到着して渡ったところにあるセブンイレブンでひと休み。

雨がずっと降り続いているため、走っていれば大丈夫だが、立ち止まると途端に寒くなった。

山城大橋を渡った後、国道から外れて左折してJR山城青谷駅を過ぎて再び北上。この辺りもロストに注意。

山城総合運動公園城陽線を右折。ここのコースも鴻ノ巣山運動公園や山城総合運動公園沿いのアップダウンがあり、とにかく単調なルート。

途中、セブンイレブン宇治友ヶ丘店で休憩して、暗くなってきたので、ヘッデンを装着して先に進み、宇治市街地へ。

夜なので、ひっそりとした宇治平等院の表参道を歩いて、橘橋と朝露橋を渡って宇治神社の前に到着。

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ここのエイドで休憩した後、これから夜間走になって、峠越えがあるため、途中で止めるのであればこのタイミングとマリリンさんに言われて、お二人が途中離脱。

本戦に出場しない自分も止めて良かったのだが、京阪宇治線宇治駅を目の前に帰りたい気持ちを堪えて、本戦に出られる方々について行き、引き続き参戦。

宇治のすき屋で大盛のカレー牛を食べて腹ごしらえ。

JR黄檗駅を過ぎ、JR木幡駅を過ぎたすぐにあるセブンイレブン宇治木幡店がある木幡正中の交差点で右折。

ここから夢グレの難所である笠取峠へ向けたコースが始まる。

京都医療少年院の前を過ぎた後にある笠取峠前最後のローソン木幡平尾店でひと休み。

この先から住宅が無くなり、急な登り坂が始まる。

夜中にゾロゾロと我々が歩いている姿は、車を運転している側から驚くだろう。

1つ目のピークを過ぎた後、より一層細くなった登り坂を登り、2つ目のピークが終わって、西笠取の集落に着いたところでエイド。

こんな真夜中に峠越えをさせるとは、しかも人気が無い峠道なので、今回は皆さんが一緒なので良いが、本番で1人で行く事になったら相当心細くて怖い。「これは大変なコースだ」と思い知らされながら休憩。

その後、3つ目、4つ目のピークを越えて、やっと下界に下りてきた。

眼前にはファミリーマートそがわ千町店が見えて、ほっとひと安心。

ここから石山寺はすぐ。1日中降っていた雨は夜中になって止んでくれて冷えてはいなかったものの、止まると汗冷えで震えながら、石山寺前のエイドで温かいカップラーメンを食べて身体を温めた。

石山寺前を深夜にスタートして瀬戸唐橋を渡り、瀬戸川沿いを走り、近江大橋を渡って、琵琶湖畔を走り、びわ大津プリンスホテルの下を走り、浜大津の手前にある琵琶湖ホテルの前で左折。

そして、試走をしていないと絶対に分からない大通から2本目の交差点を右折し、商店街の中を走っていくと、長等神社に突き当たるので左折すると、古関峠の峠越え。

ここは登りではあっても短いので助かった。

古関峠を越えて下ったところにあるローソン藤尾小金塚店で休憩。到着したのは午前3時頃で夜明けももうすぐだ。

琵琶湖疎水沿いを走って、その途中から大文字山の登山。

琵琶湖疎水から登山道への入り方や登山道での分岐点の進み方は注意が必要なので、また試走が必要だった。

午前5時頃、大文字山の山頂に到着。トレイルが苦手な自分にとって、大文字山の登山はキツかった。

大文字山からの京都市内の夜景がとても綺麗だった。

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大文字山を下りて銀閣寺の裏に着き、哲学の道を進んで白川通の交差点でエイド。
交差点を右折して白川通をずっと北上し、叡山電鉄の線路を過ぎて高野川を渡り、宝ヶ池通を左折。

宝ヶ池公園内を走って、トンネルをくぐった先に本戦ではエイドがあるそうだ。

京都マラソンの旧コースでもあった狐坂を下って、北山通を進む。

ここも京都マラソンのコースでお馴染みだ。京都府立植物園の前を通って賀茂川を渡る。

早朝6時過ぎ。昨日の雨から一転、気持ちが良い天気。

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北山通を進んで北大路通の交差点を右折し、金閣寺の前からきぬかけの路に入ってラン。ここも京都マラソンや三都ウルトラマラニックで走ったことがあるので、お馴染みだった。

京都マラソンの10km過ぎ地点のハイライト、仁和寺の前も通過。

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京都マラソンの序盤のコースを逆走する形できぬかけの路を走り、例年の混み具合は見られない嵐山に到着。

渡月橋の上で試走会のゴール113㎞。

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今年はウルトラマラソンや超ウルトラマラソンを走れていない事や笠取峠や大文字山のアップダウンなどで四苦八苦。とても疲れてしまった。

しかし、このコースをダイトレを走った後に走り、この後、淀川を通って新世界のスパワールドまで行き、その後、六甲山にも登るコースが待ち受けている夢グレ320㎞の過酷さを窺い知る事が出来た。

これは来年出場するのであれば、相当な覚悟と練習、そして分かりにくいコースを迷わないためにも試走が必要であることを実感。

試走会はこれで最後なので、自主的に夢グレのコースを試走しよう。

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