「エール」ロス、そして「志村けん」さんロス
2020年11月27日金曜日、大阪城公園ナイトランニング7㎞。
この日で遂にNHK朝の連続テレビ小説「エール」の放送が終了。
コロナ禍で自分も含めた国民全員が楽しみを奪われ、世の中が沈んでいる中に、この朝ドラは過去作品以上に面白くて、国民に楽しみを与えてくれていたように思う。
最終話は異例の古関裕而さん作曲の名曲メドレーをドラマの出演者が唄うコンサート。
たった15分間では勿体無いくらいの濃い内容だった。
ドラマでは歌声を披露していない出演者も唄っており、特に岩城さんのイヨマンテが素晴らしかった。さすが、元劇団四季のミュージカル俳優だ。その声量と歌の美味さには驚かされた。
自分もエールロスだ・・・
最終回のコンサートも良かったが、最終回の前のドラマの実質の最終回は大変感動した。
故・志村けんさんが演じた小山田先生の過去映像が流され、最後まで主人公の窪田正孝演じる小山裕一を認めなかったのだが、最後は遺書のような形で小山田先生の付き人が手紙を渡し、主人公を認めて謝罪する今際のメッセージ。
その中で、ドラマでは決して笑わず、終始仏頂面であったが、志村けんさんが撮影のオフショットで共演者のNGシーンで笑っているオリジナル映像を、志村けんさんが亡くなってしまった事を踏まえて本編で急遽使用する演出。
これまで長きに亘って日本国民に笑いをもたらしてきた稀代のコメディアンが見せた最期の笑顔が見られ、大変感動して涙が出そうになった。
あぁ、今でも志村さんが亡くなったとは信じられない。