高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 世界遺産の島へ〜2日目〜

6月6日土曜日、いよいよ縄文杉へ向けての登山の日だ。
朝4時30分に起床して登山弁当を受け取って、5時過ぎの安房から荒川登山口へ向かうバスに乗車。
6時過ぎに到着した後は、往復10時間と言われている長い長い縄文杉までの旅が始まった。


最初はトロッコの線路の上を突き進む。
不規則に並んだ枕木のためにとても歩きづらいけど、大自然の中にいることでとてもテンションが上がっていた。


2.5kmほど進んで、小杉谷小中学校前というポイントに着いたところで急に大雨が降ってきた。
やはり、「1ヶ月で35日雨が降る」と呼ばれているだけあって凄い雨。
でも、富士山登頂のときに買っておいたレインウェアを持ってきており、雨対策はバッチリだったので、何の問題もなし。
そしてここからは線路の上に歩行用の板が張ってあってとても歩きやすくなった。
いかんせん、距離が長い。
更に5.5km、単調なトロッコ道を歩いて大株歩道入口というポイントへ到着。




これまではウンザリするほど平坦な山道だったけど、ここからは登山道。
どうやらここからが本番のようだ。



翁杉、ウィルソン株、大王杉、夫婦杉とポイントを超えて登っていく。
結構な急勾配でかなり疲れた。
汗と雨でもう顔も頭もベタベタ。
登ってくるときにいたご老人達はこの登山道を登るのはキツイだろうなぁ。


そんな状況の中、友人が弱音を吐く。
「あ〜、もうやってられん。もう着いてもいいだろう!」
その数十秒後、縄文杉に到着。
縄文杉到着を目の前にして弱音を吐いた友人をからかってやりながら、縄文杉へ向かう。
ようやく目的地、縄文杉へ到着だ。
到着する頃には雨も上がり、青空が望めた。
なんて神秘的な木だ。
樹齢何千年と言われる巨木に癒しをもらう。




ひととおり感動した後は記念写真。

帰り道の縄文杉の近くには、ヤクシカをみかける。

疲れてきたのもあって、世界遺産大自然もだいぶ飽きてきた。
そのためか、世界遺産の森でタバコを吸う不届き者がひとり。

ウンザリするくらい長い山道をかなり早いペースで登ったのもあって、約8時間ほどで登山口に帰ってこられた。
しかしながら、帰りのバスが16時30分しかないため、登山口で1時間以上待つ。
慌しい毎日ではこんな無駄な時間を過ごすことはないので、のんびりしながら、登山中に話したおっさん達と世間話をしてのんびり待つ。
ようやくバスが来てペンションに着いた頃にはくたくただった。
ひと風呂浴びた後は、ちょっとオシャレな「散歩亭」と言われる洋風居酒屋に飲みに行く。
気さくな店員に屋久島名物の説明をしてもらいながら、屋久島の名物焼酎「三岳」をたしなむ。


ペンションに戻った後は、居酒屋でボトルを入れた「三岳」を持って帰ってきて、広いリビングで酒を飲みながら、W杯サッカー予選の「日本vsウズベキスタン」戦を観戦して、日本のW杯出場決定を喜びながら眠りに入った。
この旅の目標であった縄文杉も無事見られることができて今日は大満足。
あぁ、明日で旅が終わってしまうなぁ。