高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 100km走破ならず・・・

5月23日日曜日、早朝4時に起床して大阪城へ向かう。
今日は、いよいよ大きな挑戦の日、100kmマラソンの日だ。
仕事が忙し過ぎるので、結局普段どおりのペースでジムに行って走ることしかできず、特別な練習は何もしていない。
しかも、今年度はハーフマラソンだけで、フルマラソンには1度も出ていない。
こんな状況で果たして100kmを走破できるのだろうか、そんなに100kmは甘いものなのか。
しかもこの日はあいにくの雨。
雨の中でのマラソンは初体験。
コンディションも最悪で練習もロクにしていない現状で不安のまま、自分を支えているものは「去年70kmを走破している」という自信のみを持って、薄暗い5時30分にスタート。

会社の出走者達。
こんな雨の日にレインコートを着てのスタート。
雨の中でも走りたいほどランニング好きな人ばかりでとても微笑ましかった。

スタート後も雨足は強まるばかり。
大阪城から10kmほど走って淀川の河川敷に出る。
この辺まで来ると、水溜りが大きくなってきて靴の中もぐちょぐちょ。
それでも頑張って走る。みんなも同じ状況なんだから。


5kmごとに設置されているエイドステーション。
ウルトラマラソンだけあってスポドリや食べ物などかなり充実。
ストレッチなどをしていつもよりはゆっくりめに過ごす。
次のエイドステーションを目標に走り続けていればいつの間にかゴール、というのがいつものパターン。今回もそうであればいいんだけど、、、
まさに人生と同じだなとつくづく思う。


一路、淀川上流の枚方の方までもくもくと走る。
枚方で30km、折り返しで36km。
ようやく折り返し。長かったぁ。


エイドステーションの子供も応援してくれる。

疲れたときこそ姿勢を正す。

走りながら何度も何度も心の中で唱えていたことば。
疲れてくると、少しでも前へ前へ行こうとして前かがみの姿勢になってしまい、余計疲れてくる。
そんな時、姿勢を正すとくじけそうになっても少し楽になった。
ほとんど歩いているに近い走り方で走ってスタートから8時間半。
なんとか60km地点のエイドステーションに制限時間の30分前に到着。

もうここまで来ると、身体も疲れきっているし、雨のせいで冷え切っている。
何よりも足がパンパンで走ることもままならない。
なんとか十三の折り返しまで到着。

そうして65km地点まで到達したものの、十三からまた枚方まで引き返すこと、この先80kmの制限時間には確実に間に合わないこと、疲れと寒さで身体が限界だったこと、ちょうど一緒に走ってた同期がいて「リタイアしよう。」と誘われたこともあって、柴島あたりでリタイアを決意した。
残念、無念。
痛い足をひきずりながら地下鉄でスタート地点の大阪城公園まで引き返す。

ゴール地点。やはり100kmのゴールは遠過ぎた。あまりにも挑戦は時期尚早だった。
でも、これで人生を通して臨むべき大きな大きな目標ができたワケで、とてもうれしかった。
今回だって65km地点までは走ることができたワケだし、よく考えたらフルマラソン以上を走っている自分に対して自信を持つべきだ。
来年は100kmか70kmかどちらに出るかは分からないけど、今回の経験を自信にしてがんばろう。
今度は「十分な練習をした!これだけやってダメなら仕方が無い!」というメンタル面も充実した状態で臨みたい。
あぁ、楽しかった!