高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 おきなわマラソン2日目:完走

おきなわマラソン当日、朝5時に起きて沖縄県庁前出発のバスにてスタート地点である沖縄県総合運動公園に向かう。
那覇空港那覇市の中間にある奥武山陸上競技場がスタート地点で便利な『NAHAマラソン』とは異なり、沖縄本島中東部にある沖縄市で開催される『おきなわマラソン』は交通の便が悪くて、那覇市からバスで1時間かかる。
しかもこの日はあいにくの雨模様。
雨の中でのフルマラソンになりそうだ。。。
7時頃、9時スタートにも関わらず、受付のある体育館は凄い人。さすが1万人が走る大会だ。
早めに向かったおかげで良い場所が確保できて、かなり快適なままスタート時間まで準備体操しながら待機する。

いよいよスタート迫る。
雨がぱらついているので、雨カッパを着て走ることにした。


いよいよスタートだ。
「地デジか」と沖縄テレビのマスコットである「ゆ〜たん」(何がモチーフ?)もお見送り。



天気が悪いせいか、ランナーにとっては走りやすい気温と環境で快調に走る。
しかしながら、10kmを超えたあたりから雨が激しくなり、大雨になる。
雨カッパを持ってきてもののウェアに靴に既にびしょ濡れ。
しかしながら、ほとんどのランナーはそんなの関係無しに黙々と走っている。
ランナーにとって、雨に濡れることなんて42.195kmを走りきることに比べたら小さな苦しみに過ぎないのだ。
やっぱりランナー精神力というか、器の大きさが違う。


中間地点に達する頃、雨も止んできた。あと半分だ。
しかし、おきなわマラソンのコースはアップダウンが激しい。
なだらかな坂がかなり長い間続くので、途中で歩きたい衝動に駆られるのだが、絶対歩かないと決めていたので、負けずに頑張った。


沖縄太鼓や面白い被り物をした応援にも沖縄風で面白かった。


さて、おきなわマラソンのハイライト、嘉手納基地内のマラソンコースだ!
こういう機会が無いと入れない基地内を走れるなんですばらしい。

U.S.Armyスタイルのアメリカ人も応援してくれた。

基地内は広大な土地にアメリカスタイルの町並み。




アメリカ人の応援はとにかくテンションが高い。
「You can do it!」とか「Nice run!」とか沖縄弁の「ちばりょー」とかでハイタッチしながら応援してくれて、とてもやる気が出てきた。

こんなかわいらしい子も応援してくれた。

嘉手納基地に別れを告げ、いよいよマラソンも佳境。
ここに来てもアップダウンが続くので、正直辛かったが、沿道の人達の応援や差し入れでなんとか歩かずに走りきることができた。
沖縄の人達は、ヤクルトとかチューペットとか通常のマラソンには無い物を配ってくれて本当に有難かった。
沿道の人達からもらえるものは、お金では決して買えない本当に貴重なものだ。

40km到達。あともう少し、気力で走りきる。
最初の方を遅めで走っていたおかげで、後半になっても体力も足も全然大丈夫で、歩いているランナーをどんどん追い越すことができるので、テンションが高くなってきてランナーズハイになってくる。
しかもエイドステーションなどで足にコールドスプレーをかけて止まっているランナーに比べて、足がまだまだ動くので、更にテンションが上がってくる。
日頃、ジムで鍛えている努力は嘘をつかないなぁと実感。


ようやく残り1km。スタート地点の沖縄県総合運動公園に戻ってきた!

ゴールの競技場までの道にはたくさんの人がいて、「栄光のゴール!」の垂れ幕が。

競技場の中のトラックを1周して、ようやくゴール!


無事、42.195kmを完走することができた。
タイムは自己ベストではなかったけど、最悪なコンディションとアップダウンが激しい難コースの中、一度も歩くことなく、自分に負けずに文字通り「走りきれた」ので大満足。
これで自分の体力に自信がついたし、精神力も更に鍛えられた気がする。
あぁ、楽しい旅だった。