高い壁

日本人で80年振りに四大大会（全豪、全仏、全英、全米）でベスト8になった錦織圭。
その快挙にテニス中継好きな自分もテンションが上がっていたのだが、世界ランキング4位のアンディ・マレーにはストレート負けで完敗。
結局、ベスト4はノバク・ジョコビッチ、ラファエル・ナダル、ロジャー・フェデラー、マレーの世界ランキング1〜4位が揃い踏みという予想通りの展開となった。
やはり、錦織にとって4人の存在は高い壁だったようだ。
その4人の中でもマレーはまだ四大大会でチャンピオンシップに輝いたことがないから、そのマレーに完敗とあっては、３強との力の差は圧倒的だろう。
残念な結果だったけど、中長期的に見て、越えがいのある「高い壁」が見つかって羨ましいなぁと思った。
ベスト8に残れたという成功体験は今後の自信になるだろうし、越えるべき明確な壁が見つかったということはそれに向けて明日から一心不乱に練習に没頭できるということだろう。
そんな素晴らしい環境にいる彼の今後の成長が本当に楽しみだ。
普通の人にとって、錦織のような「高い壁」ってなかなか見つからない。
人生の中で「高い壁」にぶち当たり、自分の力の至らなさを思い知らされ、そこからはい上がって壁を乗り越えるために努力・邁進する。
そんな人生を過ごせたら楽しいんだろうな。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/sports/nishikori_kei/?1327493739