高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 伊坂幸太郎、「砂漠」を読む。

伊坂幸太郎の最新作、「砂漠」を出張中に読んだ。
大学生になった主人公があっという間の学生時代を個性のある友人達と過ごすお話。
「春」、「夏」、「秋」、「冬」で話が分かれていて、
要所要所で伊坂の技がみえて、なかなか面白かった。
特に、ラストはちょっと感動した。
学生時代を思い出してしまった。

『社会』という名の砂漠の中に飛び出していく主人公。
既に砂漠に飛び出してしまった自分とリンクする。
そんな砂漠の中で、
時に「あの頃はよかったな。」と
『学生時代』という名のオアシスに逃げ出したくなる。
いや、そんな逃げ出すような人生は送っちゃいけない。
そうだ、砂漠に雪を降らせてみようじゃないか!
そしたら、そこが僕らのオアシスだ。
言いたかったのはそういうことだろう。
うん、イイ話でした。。。

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砂漠

砂漠