「国家の品格」読む。
素晴らしい本を読みました。
読んでて共感と共に感銘を受けました。
まさに欧米かぶれの日本に一石を投じている作品です。
「おい、このままでいいのかよ、日本。」と。
欧米の勧める「論理性」と「合理性」よりも日本古来の「情緒」を、英語よりも国語を、民主主義よりも武士道精神を。
国際化、国際化と言われている現代。
果たして日本はこのまま欧米の真似をしていていいのだろうか。
著者はまず、「論理」ですべてを説明しようとしている欧米の思想に待ったと言っています。
何故、人を殺めてはいけないのか。
論理で説明しようとすると難しくて、「法律にあるから」などと答えれば、その人は法律がなくなったら人を殺します。
つまり、その答えに論理的理由などありません。
答えはひとつ、「駄目だから駄目」、「いけないことはいけない」です。
問答無用、「ならぬことはならぬ」なのです。
論理で説明できず、頭ごなしに押し付けなくてはならないものが世の中にはある。
桜の花がキレイなのもそう、女性が美しいのもそう。
そういった論理で説明できないものの多くは得てして世の中でも重要なもので、それがなくなっているから今の日本があるのです。
然り。ほんと、その通り。
論理を徹底すれば問題は解決できる、といった考えを改める必要があると実感しました。
そして、「何故悪いことをしてはいけないのか」という問いに対して、「卑怯だから」と答える武士道精神、素晴らしいと思いました。
もうちょっと書きたいので、次回また書きますw
長文ですんません。。。
興味が湧いてきたら、是非読んでみて下さい、かなり面白いです。
- 作者: 藤原正彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/11/20
- メディア: 新書
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