高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 続「国家の品格」読む

そして、日本人には欧米人にはない「情緒」というものがある。
自然に対して感受性があり、茶道、華道、書道、俳句、短歌など日本特有の芸術・文学を生み出す。
儚さや自然の中で移ろいゆくものの中に美を感じ、「もののあはれ」という独特の感性を生み出した。
欧米人は秋の虫の音を聞いて「雑音」ととらえるが、日本人はそれに対して秋の訪れを感じ、「もののあはれ」を感じる。
欧米人は自然を征服すべき対象としてとらえるが、日本人は自然に対し畏怖心を抱いてひざまずき、自然と共に生きようとする。
この日本人独特の感性・美的センスを忘れてはいけない。
昨今、欧米を中心としたグローバリズムが展開されているが、21世紀はローカリズムの時代だ。
チューリップは確かに綺麗だ。
しかし、地球をチューリップ一色にしてしまってはいけない。
ひまわりやコスモスなど他に花があってこそ、美しい地球になる。
欧米の文化に染まるのではなく、日本人は日本人のように思い、考え、行動してこそ、国際社会の中で役に立つのだ。
と、著者は言っています。
なるほど、グローバリズムが進む中、日本人は日本人としての誇りを持って生きていくべきなのか。
そして、日本と欧米というスケールの大きなものではなく、個人に落とし込めば、
「凡人になるな。変人であれ。自分の個性を生かせ。」
ってことか。
極論かな??俺はそう読み取ったw
長々とお付き合いありがとうございました〜。

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