『ゆっくり歩け、空を見ろ』
時の人であった東国原宮崎県知事の著書を読んだ。
何故読んだかっていうと、この題名がブログの紹介コメントで書いているコメントとあまりにも似ていたから。
知事の母親が行ったことばだそう。
駆け抜けるだけでなく、一旦立ち止まって空をみあげてみようということ。
いいことばだ。
この本は、知事の生き別れた実の父親とそれを支えた母親、そして今の父親について書かれている。
とにかく芸人というイメージの強かった知事の意外な筆力に驚きながら読んだ。
破天荒な人生を歩んだ実父とは対象的に、抑揚のない真面目な人生を歩んだ現在の父親についてかいたところが印象に残った。
平坦で平板で平面な人生を歩むことの難しさ。
「平凡なる非凡」。
人の生き方を知れるいい本だった。
- 作者: そのまんま東
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/03
- メディア: 文庫
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