高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 物理学の教科書にも載っていない強い力

最近映画化された「そのときは彼をよろしく」を読んだ。
いま、会いにゆきます」の市川拓司の作品だ。
いま会い」は死んだ人が生き返るとかファンタジー色が強くて苦手だったけど、この作品はそれも少なめでかなり面白かった。
3人の男女の過去と未来について書かれたほのぼのとした話。
本の帯にも記載されてて、どんな意味なのか気になっていた、主人公の父親が言ったことばに感動した。

物理学の教科書にも載っていない磁力や重力よりも強い力がある。
その力は地球の裏側にいてもどんなに距離が離れていても少しも弱まることはない。
私たちはそんなとびきり強い力で引き合っている。
私たちは、どこにいようと、どれだけ年月が経とうと、必ず再会することができる。
だから別れる時に涙はいらない。

「別れは決してつらくない」、そんな風に言える人が欲しいって思った。
それにこの話に出てきた主人子の彼女はまさに自分の理想であった。

彼女はやってきた電車をやり過ごし、ぼくとの会話をもっと続けたいと願ってくれた。

だって。
こんなこと、言われたい。。。

そのときは彼によろしく (小学館文庫)

そのときは彼によろしく (小学館文庫)