高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 スイムフェスタというものに参加する

今日、普段通っているジムの系列店が集まって開催されるスイムフェスタというものに参加する為に、門真市にある「なみはやドーム」まで行ってきた。
普段ジムに行った際、トレッドミルで30分〜1時間くらい走った後は必ず泳ぐようにしているのだが、その際、スタッフの人に昔、水泳部だったことを話してしまったのをきっかけに、このスイムフェスタに誘われてしまったのだ。
ジムには誰も知り合いがいないので本来なら絶対参加しないのだが、「待ってますからね!」、「もうすぐですね!楽しみですね!!」と何度も声を掛けられるので、断りきれず今日に至ってしまった。
プールに着くと、早速心斎橋店のスタッフに声を掛けられた。
「今日、頑張ってくださいね!」
「おっ、いよいよですか!ここで応援してますからね!」
そして、自分の参加する50m自由形
運の悪いことに、自分のコースは観客席に一番近い7コース。
心斎橋店のスタッフの方の応援を全面に受けて、笑顔で返した後、いよいよ自分の番が来た。
自分の前の組までは30秒台でみんな泳いでいたので、そこそこ上位に食い込むものだろうと思っていたら甘かった。
自分の組だけ異様にみんな早くて30秒を切るタイムばかり。
自分は30秒12という平凡なタイムで終わってしまった。
バツの悪い顔で心斎橋のスタッフの方達がいる場所にいくと、「おつかれさまでした!」とねぎらってくれて記念撮影を撮った。
結局その後は居場所もないので、そそくさと帰ってきてしまったが、はたから見ていて本当にいい大会だった。
競技大会とは違って、幅広い年代がいたし、誰もがタイムの速さになんかこだわっていなかった。
日頃練習してきた自分の力を発揮し、自分の力で泳ぎきることをコンセプトとしていた。
ダントツのビリで泳いでいながら、観客から「頑張れ、頑張れ」と大声援を受けて懸命に泳ぎ、ゴールしたときに観客から喝采を受けている姿には心を打たれた。
This is Sports.
これぞ、スポーツである。
タイムの速さなんてプロの選手にやらせておけばいい。
記録がどうであれ、スポーツとは本来競うものではなく、たしなむものである。
みんなで、そして個人で日頃練習してきた力を発揮して成し遂げることにスポーツの価値がある。
その証拠にあそこに居た人は、どんな記録であれ、自身の力でやりきったことに満足して、みんながみんな笑顔であった。
心斎橋店のスタッフの人の温かさとスポーツの真髄を実感できたいい日曜日だった。

なみはやドームの内部