高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 邂逅

素晴らしい試合だった。
4.11全日本プロレスチャンピオン・カーニバル勝戦 in JCBホール
昔は同じパンクラスに所属しながら20年以上いがみ合ってきた因縁の相手、鈴木みのる船木誠勝全日本プロレスの春の風物詩、チャンピオン・カーニバルの決勝戦でぶつかった。
3.21両国国技館でもぶつかり合って、お互いの感情がむき出しになって試合にならなかったのだが、こんなに早く再戦が組まれることになるとは。
両国のときとは異なり、両者クリーンな試合を展開し、鈴木みのるがゴッチ式パイルドライバーから必殺の逆落としからのスリーパーで船木を締め落とす。
さすがにこれには船木も戦意を喪失してタップ。
鈴木みのるが昨年に続き2連覇を果たした。
素晴らしかったのはここからだ。
勝った鈴木みのるは、その瞬間、ひと目をはばからず男泣き。
普段は悪態づいて柄が悪いアノ鈴木みのるが、である。
そして、20年以上の因縁のある相手であった船木とお互いの健闘を讃え合って抱き合った。
この瞬間、会場のプロレスファンも感動して歓声を上げ、実況アナウンサーも感極まってことばを詰まらせ、そして俺も感動で涙が出そうになった。そして、思わずテレビに向かって拍手した。
因縁の相手であった2人の「邂逅」のシーンをみられて、これまでになく感動してしまった。
これだからプロレスは面白い。
これからの鈴木みのるが楽しみだ。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/live/2010/2010041101/7.html

ゴッチ式パイルドライバー

必殺の逆落とし。

逆落としからのスリーパーホールド。これで船木は戦意喪失。

鈴木みのるは因縁の相手に勝って男泣き。

お互い身体をはって語り合い、最後は抱き合ってお互いの健闘を讃え合った。
試合が終わればノーサイド。素晴らしい。