王国崩壊

サッカー王国でFIFAランク1位、優勝候補筆頭のブラジルが、オランダ戦で自滅した。
前半は圧倒的に攻めて先制したものの、オランダに1点をオウンゴールで返されてからは状況が一転。
これまで追いつかれたことがないからか、ブラジルの選手達は焦り始め、ディフェンスの選手が故意的に足を踏みつけるファウルを犯してレッドカード一発退場となり、ディフェンスがおろそかになって更に追加点を入れられる。
その後も守備が崩壊して立て直すことができないままオランダに敗れた。
オランダに負けたというよりも、自分達に負けたというような展開だった。
どれだけ強いタレントを揃えたチームでもメンタル面やチームワークが強くなくては結局はこうなってしまうことを思い知った。
これはサッカーに限らず、仕事などにおいてもそうだ。
有利な状況だけではなく、不利な状況であっても常に冷静さを保ち続けることができなくては自分の本来の力を発揮できないのだ。
そんなキャパシティを持ちたいもんだ、とブラジルの敗戦を観ながらしみじみ思った。