高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 香川照之の演技に感動!

2009年から3年連続で、年末年始の大河ドラマのつなぎの時期に放送される「坂の上の雲」がとても面白い。
龍馬伝」が終わってしまって残念だったのだが、それを十分に補ってくれている。
まずは、スケールが大河ドラマ以上にでかくて、俳優陣も凄い。
司馬遼太郎原作の明治時代の伊予・松山に生まれた阿部寛演じる秋山好古、その弟・本木雅弘演じる秋山真之香川照之演じる正岡子規の3人の物語なのだが、舞台は日清・日露戦争の頃で、日本だけではなく、アメリカにイギリス、フランス、中国、ロシアで物語が展開される。
秋山兄弟は軍人として世界で活躍するシーンが多いのだが、それとはまったく対照的に、結核に冒されて看病をする妹の律役の菅野美穂と共に病床のシーンばかりの正岡子規役の香川照之の演技が圧巻。
龍馬伝」の岩崎弥太郎役から一転、15kgも減量してこの役に臨んでいるので、ガリガリでまさに亡くなる間際。正岡子規の写真と見比べてみてもそっくりで、リアリティあり過ぎ。
演技のうまさだけではなく、彼の役者魂の凄さに感銘を覚えた。
そして、13日の日曜日に放送された「子規逝く」の回では、亡くなる間際の親友・「じゅんさん」こと、真之との最後のシーンは本当に感動した。涙が出そうになった。
第2部早々にして、「のぼさん」こと、子規が死んでしまうのはとても残念だ。これからちょっと面白さが半減してしまうなぁ。
毎週楽しみに観るけどね。

NHKスペシャルドラマ 「坂の上の雲」 オリジナル・サウンドトラック

NHKスペシャルドラマ 「坂の上の雲」 オリジナル・サウンドトラック


それにドラマだけではなく、主題歌も素晴らしい!
久石譲の曲を、サラ・ブライトマンが唄う。まさに天使の声。
2部から主題歌に歌詞が入ってしまったけど、YouTubeにある1部のvocalise(ヴォーカリーズ:歌詞が無くて母音だけで唄う)の方が断然好き。