高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 世紀の一戦の前に・・・

5月3日日曜日朝。
といえば、ボクシングで「世紀の一戦」と謳われている『マニー・パッキャオvsフロイド・メイウェザー』が午前10時からWOWOWで中継される日だ。
自分はプロレス観戦専門で、ボクシングには全く興味が無いのだが、WOWOWで試合直前に放送された2人の過去の輝かしい戦績やこの試合にどれだけの価値があるかを嬉々とした表情とテンションで語るボクシングの有識者達の話を聞いたり、「地球が揺れる日」「全世界が注目する試合」などという煽りを聞いていると、否が応にもこちらもこの試合が観たくなり、ずっとこの日が来るのを楽しみにしていた。

そこで、午前10時から心置き無く観戦するためにひとっ走り。
いつも通り、大阪市中央区役所をスタートして、中央大通沿いを東に走って、大阪港中央突堤で折り返して、約20kmを走り、午前10時前に帰って来ることが出来た。

午前10時、さぁいよいよ世紀の一戦が始まる!
と思いきや、始まったのはメインイベントの前のいわば前座試合。
なんだ、午前10時から始まるワケではないのか・・・
がっかりして待ちに待って13時、ようやくスゴイ盛り上がりの会場で、ひと席で何千万円もすると言われるリングサイド席でVIPが見守る中、一戦が始まった。






自分も大興奮の中、12ラウンドを見守った。
12ラウンドって長いイメージがあったが、2人の打ち合いは緊迫感があって見応えがあり、目が離せず、あっという間だった。
「もう終わりか、もうちょっと観たいなぁ」と思ったものの、試合は判定へ。
判定の結果、3-0の大差でメイウェザーの勝利。
はっきり言って、ボクシング素人にとっては、判定の基準が全く分からないので、どこに差がついたのかが分からず、何だか消化不良でがっかりな試合だった。
試合後に報じられた数々のニュースを見ると、「世紀の一戦」と言われたこの試合は「世紀の凡戦」でもあったようで、試合に勝ちに行くために試合巧者に徹して防戦一方のメイウェザー、積極的に攻撃していたものの、試合後に負けを認めず、終いには怪我をしていたと言い始めるパッキャオ、観客の期待を裏切る展開で後味が悪いことになっているようだ。
やっぱり、ただ殴り合うだけではなく、様々な技や勝ち方があって選手の個性があるプロレス、基準がよく分からない判定が無く、勝敗が分かりやすい形で必ず決着するプロレスの方が自分は面白いなぁ。