最近読んだ本達
ハードカバーで買っていながらもう一度読みたかったので、文庫本も買ってしまった。
面白い話であることは分かっているので、出張の移動時間など、ゆっくり時間がとれる時に読むようにして、読むタイミングも考慮した。
森見登美彦氏のひねくれたというか、アナーキーというか、普段使わないような難しいことばや独特な言い回しは、やっぱり面白い。本を読んで笑うなんて久し振りだ。
巷ではこれがモリミーワールドと言うらしく、それにハマるか受け付けずにイヤになるかどちらからしいが、完全に俺は前者だ。
そして、大好きな黒髪の少女との外堀を埋め続け、本丸を攻めることなく、そこに小屋を建てて、妄想にふけっている主人公が、とても自分に似ていて共感できる。
とてもオススメの小説だ。
- 作者: 森見登美彦
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/12/25
- メディア: 文庫
- 購入: 84人 クリック: 1,493回
- この商品を含むブログ (721件) を見る
回りくどいことは言わずに、いきなり極論から男とはどうあるべきか、どんな女を選べばいいのかなどを話し始めるので、返ってすっきりして笑えてくる。
いろんな持論を展開しているが、結局、著者が言いたいことは次の2つのような気がした。
- 若いうちは女ではなく、仕事に没頭せよ。仕事に成功した後に女と遊べ。
- 仕事の邪魔をするような女とは付き合うな。
然り!
男として、里中李生氏は尊敬できる存在です。
男の器量は「女」でわかる―なぜ、いい女は仕事ができる男に惚れるのか (王様文庫)
- 作者: 里中李生
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2008/04/28
- メディア: 文庫
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
著者のおっしゃるとおり、読んだ本は数あれど、読んだそばから次から次へと忘れていってしまい、結局は「読んだ」という事実しか残っていない。
この本に書いてある著者の教えに感化され、著者の言う読書ノートを自分なりに作り始めてみた。
これまで読んだ本の印象に残ったページにはドッグイヤーを残していたので、それを参考にして。
著者の言う理想の読書ノートにはまだまだ程遠いけど、何事も継続することが成功の第一歩である。
とりあえず、自分だけの読書ノートを作成して今後の人生に生かしていくとしよう。
読書は1冊のノートにまとめなさい 100円ノートで確実に頭に落とすインストール・リーディング (Nanaブックス)
- 作者: 奥野宣之
- 出版社/メーカー: ナナ・コーポレート・コミュニケーション
- 発売日: 2008/12/05
- メディア: 単行本
- 購入: 22人 クリック: 1,200回
- この商品を含むブログ (166件) を見る
これで彼の作品は3冊目になる。
物語形式で字も大きく文量も少なくてとても読みやすい。
かねてより著者が唱えている、「他の人の成功を助けると自分も成功する」ということはこの話から来ていたのか。
- 作者: 犬飼ターボ
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2005/07/21
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 13回
- この商品を含むブログ (11件) を見る
⇒http://booklog.jp/users/kohki3103609/spine/dm=&jm=&cate=&page=0