高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 悪左府・頼長様と上皇様にご謀反の動きあり!

毎週日曜日のNHK大河ドラマ平清盛」が面白い。
巷では視聴率が伸びない、画像が汚いなど評判が良くないが、回を重ねるごとに俄然面白くなってきていると自分は思う。
歴史は全く知らないのだが、とにかく出演している俳優陣が豪華で、彼らの演技の上手さは観ていて面白い。
清盛の脇を固める芸達者の俳優陣の中でも、山本耕史演じる藤原頼長が大好きだ。

藤原摂関家のひとりで、清盛を含める武士の見下しっぷり・嫌味っぷりが余りにも憎たらしくて、「徹底して(武士を)粛清致します」と言い放って堂々たる悪役を演じている(「悪左府」と呼ばれている所以)。
主役の清盛よりも悪役の演技と麿のキャラが際立っていて、完全に主役の存在を食っている。
そして、話の展開も最初の見所が近づく。
鳥羽法皇が死に、後鳥羽天皇が誕生したことで、天皇になれなかった兄の崇徳上皇鳥羽法皇により失脚した藤原頼長が組んで反乱を企んだ。
その動きを悟った後鳥羽天皇のブレインである信西が「悪左府・頼長様と上皇様にご謀反の動きあり!」と叫んで、歴史に名高い「保元の乱」が始まる。
天皇方(大将:後鳥羽天皇、軍師:信西)には平清盛源義朝が付き、上皇方(大将:崇徳上皇、軍師:藤原頼長)には清盛の叔父・平忠正、義朝の父・源為義が付き、親子・親戚同士の戦いが繰り広げられる。
来週の保元の乱の回が楽しみだ。
どちらが勝つかは知っているけど、藤原頼長の壮絶なる幕引きが見ものだ。
http://www9.nhk.or.jp/kiyomori/special/thisweek/21.html